Chuka Lovers

中華愛な人々 「横浜中華街 料理人の会」が目指す中華街とは?

目指すは「おいしい中華を目がけてきてもらえる横浜中華街」。その取り組みを紹介します。

2015/5/31up

「横浜中華街 料理人の会」が目指す
味自慢の街・中華街とは?

みなさんは、「横浜中華街に行こう!」となった時、どうやって飲食店を選んでいますか?
横浜中華街といえば、500店以上の店舗が集まる東アジア最大の中華街。老舗が軒を連ねる一方で、昨今は食べ放題の店や、肉まん、甘栗など食べ歩き向けの店も増え、楽しみ方の幅は広がっています。

しかし、ふらっと入って自分好みの「当たり」を見つけるのは正直なところ難しいもの。特に、腰を据えてしっかり中華を楽しみたい方は、事前によく調べていかないと「はずれ」になる可能性も…。

そんな中、中華街で「あ~、おいしかった!」と料理に満足してもらうために誕生した団体があると耳にし、話を聞きに行ってきました。

目指すは「料理を目がけてきてもらえる中華街」

その団体の名は『横浜中華街 料理人の会』。メンバーは30~40代の老華僑を含む10数名で、2014年の発足以来、定期的に技や味を披露・共有し合い、過去には神奈川新聞社の音頭でイベントも実施しているのだとか。

言ってみれば、これから“味の中華街”をしょって立つ世代有志の集まりですが、会発足の背景を、「料理を目がけて来てもらえる中華街を再び作りたい」と語るのは、老華僑の1人である「一楽(いちらく)」の呉政則さんです。

「横浜中華街といえば、かつては美食の街。ハレの日に中華街に来て、みんなで円卓囲み、中華を楽しむ。そんな団らんの風景があったんです。しかし今や“中華街”の名で集客はできても、かつてほど料理屋に人が集まらなくなっているのも事実。買い食いをして、占いをして、テーマパークのように中華街を巡り、この街を後にしてしまう方も少なくありません」。


「一楽」代表取締役の呉政則さん


昨今は地元に愛されてきた老舗が店を閉めるという知らせも少なくなく、悔しい思いもあるという呉さん。

「これまで僕らは、中華街に人が来て当たり前という環境を見て育ちましたが、それに甘んじていてはこの先がどうなるか…。他の地域だったら、周囲に何があるわけでもないのに、その店を目がけて料理を食べに来てくれるお客さんがいるわけです。僕たちも、しっかり腕を磨いて、いい食材を使った料理があるなら、それを食べに来てくれるお客さんにちゃんと伝えていかないといけないな、と」。

呉さん自身は横浜で生まれ、店を守って4代目。老華僑の矜持をかけて、料理の街・中華街を守り、皆で発展させていきたいという志がそこにあります。


志をひとつに、合同で「紀州和歌山フェア」を開催

現在同会に加入しているのは、横浜中華街11店舗(重慶飯店 別館一楽徳記謝甜記 貮号店獅門酒楼慶福楼 市場通り店三和楼清香園重慶飯店 本館隆蓮興昌(順不同))の料理人およびオーナー陣。

それぞれ店の料理ジャンルは異なるものの、横浜中華街を愛する気持ちは同じ。今後も定期的にイベントを開催していく方針で、まずは6月1日(月)~8月31日(月)の3か月間、「紀州和歌山フェア」を企画しています。

フェアのテーマ食材は、まだ世に珍しい、イノシシ×豚を交配した「イノブタ」と、和歌山特産・梅酢エキス配合飼料で育った健康鶏「紀州うめどり」。

中華街でおいしい何かを食べたいと思っているあなた。この中から、気になる料理を目指して行ってみてもいいかもしれませんよ。これら食材がどんな中華に生まれ変わるのか、各店の料理は次ページでお楽しみください。

「横浜中華街 料理人の会」主催 紀州和歌山フェア



イノシシ×ブタ=「イノブタ」と
梅酢エキス配合飼料で育った「紀州うめどり」がこんな中華に!








Text:佐藤貴子
Photo:小杉勉


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記事公開日: 2015/5/31

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