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中国菜的自由研究 家火鍋食べくらべ② 実食レポート

今年の秋冬は家で火鍋!シェフ、羊齧協会、80C編集部が、各社が発売する火鍋の素を食べくらべました。

2015/11/21up

●家火鍋特集
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家火鍋大会開幕!
風味や辛さを食べくらべ

寒くなると盛り上がってくる“鍋欲”。今年は、これまで外食が中心だった火鍋を家で楽しめる「火鍋の素」のラインナップが増えており、家での鍋料理にバリエーションが増えそうな予感です。


とはいえ、「火鍋って辛すぎない? 汗だくにならない…?」そういった心配もあるでしょう。そこで80C(ハオチー)では、ゲストを招いて家庭用火鍋スープを食べくらべ。辛さ、しびれ、旨み、塩気などをチェックしながら、楽しくおいしく、豊かな家火鍋の世界へいざないます。


見た目以上に味の差アリ!こんなに違う「火鍋の素」

今回食べくらべるのは、前ページでご紹介した3メーカー4種類の火鍋スープ。鍋に注いでしまうと、それほど見た目の違いはありませんが、実は商品の仕様に次のような違いがあります。

小肥羊火鍋(以下「小肥羊」と略)

メーカー 小肥羊パートナーズ
スープベース 麻辣と白湯、2種類のスープ
別添調味香辛料 麻辣と白湯それぞれに合わせたブレンドスパイス
※鍋の中が2つに仕切られた「2色鍋」あり

ラムしゃぶ火鍋の素(以下「アンズコ」と略)

メーカー アンズコフーズ
スープベース 白湯
別添調味香辛料 麻辣系調味油
ブレンドスパイス、輪切り唐辛子

しびれ王火鍋(以下「しびれ王」と略)

メーカー アライドコーポレーション
スープベース 麻辣
別添調味香辛料 花山椒3g(大さじ約1杯)
火鍋用ごまだれ(これに具をつけて食べます)

こうして鍋の用意が整ったところで、いざ、火鍋実食!




香辛料が醸し出す複雑な旨みと香り…!
心が中国に飛ぶ「小肥羊(シャオフェイヤン)」


「うぉ、これは『ザ・中国』ですね。本場の味です!」(菊池)
「薬膳火鍋って感じですね。スパイスの効かせ方が」(水岡)


まずは留学経験者からそう声が上がったのが「小肥羊(シャオフェイヤン)」。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、写真左が「麻辣スープ」(赤)、右が「白湯スープ」(白)。具を入れる前のスープをそれぞれ飲んでみると、意外にも「かつお出汁が効いてます」(サトタカ)。

特に白湯の方はスパイシーさが抑えられているぶん、より出汁の味を感じるよう。これはお子さんや年配の方まで、三世代揃ったファミリー火鍋会にいいかもしれません。また、

「スープの味がしっかりしてるので、お肉だけじゃなくてお野菜もおいしい!野菜がたくさん食べられるのがいですね。具の春雨もスープ春雨としておいしく食べられます」(杉本)
「白湯はマイルド系ではなく塩が効いていて、羊肉に負けないですね。スープに味を足さなくとも、味があまり変わらない持続力もある」(水岡)


という声も。実際、酒がかなり進んでいたのがこの鍋の前の席。「紹興酒も合いますが、特に白酒は火鍋の香辛料の味や塩気をさっぱりと流すので火鍋によく合うんですよ」(水岡)

冷凍スープならではの重たさのない仕上がりからか、麻辣、白湯ともに、さらっとしつつも奥行きがあり、どこか日本人になじみのある出汁の風味も効いている…、そんな特徴が見えてきました。




ファーストインプレッションのよさはピカ一!
旨みとコクが持ち味の「アンズコフーズ」


「これおいしーい!」(杉本)
「マイルドですね」(コスギ)
「これは万人にウケるはず」(水岡)
「こんなクオリティの火鍋の素が出てきてしまうと、もはや外で火鍋しなくてもいいかと思えますよね」(菊池)


続いて軒並み反応のいいこちらは「アンズコ」(鍋右側のスープ)の火鍋スープ。オレンジ色の調味油が白湯の上に浮いているため、見た目に色が鮮やかです。さらにスープが沸騰すると、白いスープとオレンジの油の両方がブクブクと泡立ち、輪切り唐辛子が躍るビジュアルもたまりません。

実はこちらの火鍋の素、正式名称は「ラムしゃぶ 火鍋の素」(※パッケージに「ラムしゃぶ」の記載はありません)。用意した肉がラム肉だということもあるのでしょうか、「子供から大人まで万人に楽しめそう」(杉本)と、非常にウケがいい。

火鍋というと辛いスープをイメージしてしまうものですが、こちらは白湯ベースに香味油を香辛料を入れて煮込むスタイル。そのため、あまり辛味が強くなく、旨みが強くて食べやすいのもポイントです。




飽きのこない、甘さ控えめの味わい
エンドレス火鍋にぴったりの「しびれ王」


「辛みと苦味の両方を感じますね」(コスギ)
「軽やか~」(杉本)
「さっぱりしてますね」(菊池)

最後に、さっぱりと軽やかな第一印象だったのが「しびれ王」(左側の鍋スープ)。こちらはピーシェン豆板醤をベースに、花椒を山盛り加えて煮込むスタイルで、甘さも塩分も控えめ。旨みのある「アンズコ」とも、薬膳系の「小肥羊」とも好対照のスープです。そしてまた、

「あんまりしびれないかも?」(水岡)
「夏の間、しばらく麻辣系の鍋を食べていなかったので、強い麻辣でないと、身体が反応しなくなってしまったかもしれません」(コスギ)


という声も。「しびれ王」というのに、そんなことでいいのでしょうか? 嫌な予感がしてパッケージを探し、裏面を見ると…

「具につけて食べる『火鍋用ごまだれ』がテーブルに、ない…!」(サトタカ)

そう、まさかの全袋鍋に投入済。どおりで煮立てた時、妙に泡が出てくると思いました…。「これも家火鍋の醍醐味だから」(コスギ)ということで、気を取り直してもう一度「しびれ王」にトライ!

パッケージの裏面は必ず読みましょう!

しびれ王には、「火鍋用ごまダレ」がついています。スープに一緒に入れないようにしましょう。
※入れても食べられますが、本来メーカーが意図した風味とは異なる仕上がりになります。


しびれ王はやっぱりしびれる!
イメージは「麻辣しゃぶしゃぶ」


さて、日を改めてパッケージの裏面通り実施した「しびれ王」。そのスープはサラッとさっぱり、しつこくなくて爽やかなテイストなのは一緒。しかし、煮込む中での味の変化はちょっと異なりました。

最初はそれほ痺れないものの、丸のままの漢源花椒を投入したスープは、時間が経つほどにしびれが増し、やや苦味走る大人の味に。また、スープに塩気が少ないので、「長時間煮込んでも、他のスープより煮詰まりにくく、エンドレス火鍋を楽しめる感じ」(サトタカ)です。

そして、具を食べる時に効力を発揮するのが「火鍋用ごまだれ」。これは練りごまに辛味のある香味油を加えており、しっかりとした塩気があります。これは、中国式のしゃぶしゃぶを麻(花椒のしびれ)の効いたスープでやる感覚ですね。



さて、3メーカ4つの火鍋の実食調査を経て、食味をチャートにまとめてみると、それぞれ特徴が見えてきました。続きは次のページにて!


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各社火鍋スープの特徴を「火鍋チャート」で紹介!



取材協力:アライドコーポレーション、小肥羊ジャパン、アンズコフーズ(順不同)
TEXT:佐藤貴子
PHOTO:宮濱祐美子、佐藤貴子(2回目の「しびれ王」火鍋)

カテゴリ:
Chuka Lovers

記事公開日: 2015/11/21

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