Cooking & Recipe

ママベビ中華レシピ ママベビ中華⑤ 豚レバー×ほうれん草

レバーが苦手なママにこそおすすめしたい、中華の技法のレバー料理。鉄分×葉酸にポイントを当てた、最強のママベビ食です!

2014/2/19up

Vol.5 軽やかにレバーを調理した
鉄分×葉酸の最強ママベビ食!

妊婦さんの栄養指導で「また!?」と思うほど、よく耳にする成分はありませんか。そう、鉄分と葉酸です。

しかし、しつこく言われるだけの理由はあるんです。なぜなら、鉄分は血液の中でも、身体に酸素を運ぶヘモグロビン(赤血球内の成分)を作り出すのに必要な成分。ママベビ中華Vol.1でもご紹介したように、葉酸もまた、赤血球の生産を助ける働きがあります。

特にお腹が目立ってくる妊娠中期以降になると、出産や赤ちゃんへの栄養補給のため、母体は大量に血液を必要とします。そこで身体はせっせと血液量を増やしますが、血液中の赤血球はそれほど増加しないのが困りもの。むしろ、赤血球を作るために必要な鉄分や、たんぱく質は赤ちゃん優先…。
ですから、これらの成分をしっかり摂らないと、赤ちゃんに栄養が行き届かなくなるだけでなく、自分自身も貧血や立ちくらみしやすくなり、ときには出産時における血液の対応が厳しくなる危険性もあるのです。

レバー
鉄分といえばレバー。

ほうれん草
葉酸といえばほうれん草。


そんなわけで、鉄分と葉酸を含む代表的な食材といえばレバー&ほうれん草。私が読んだ母子手帳の副読本でも、この2つを食べるように薦められていました。
特に豚レバーは、鉄分だけでなく、葉酸やビタミンB12も豊富。ビタミンB12は葉酸と一緒に摂取することにより、赤ちゃんが神経管欠損症(妊娠初期に起こり得る、胎児の先天異常の一種)になるリスクを減らす効果も期待できます。

そこで今回は、中国ではとてもポピュラーな家庭料理「炒猪肝(チャオヂュガン/豚レバーの炒め)」をアレンジした中国料理をご紹介しましょう。レバーが苦手という方でも、シンプルな味付けでさっぱりといただけ、飽きの来ない味わいに仕上げました。




菠菜炒猪肝(ほうれん草と豚レバーの炒め)

(菠菜[bō cài]=ほうれん草 炒[chǎo]=炒める 猪肝[zhū ɡān]=豚レバー)

レバーは好き嫌いの別れる食材。ですが、レバーに抵抗がない方でも、産院や雑誌でおすすめされたレシピで調理をしてみると、レバー独特の風味を隠そうとして、調味料を多用するがゆえにおいしくなかった…という経験はありませんか? 私が妊婦だった時は、なかなか理想的なレシピに出会えず、レバーの調理を諦めそうになったことがあります。
そこでこの料理では、中国料理に欠かせない生姜を使い、レバーの臭みを消しているのが特徴。生姜を使うことで、少量の調味料でも生臭さが少なく、レバーのほろ苦い味がまろやかに仕上がりますので、ぜひ試してみてくださいね。

【時 期】妊娠初期~産後授乳期(特に妊娠中期以降)
【季 節】冬
【注目栄養素】鉄分、葉酸、ビタミンB12

レシピ(2名分)

豚レバー  150g
ほうれん草  130g
生姜スライス  10g程度
ゆで湯  適量
醤油  小さじ1
胡麻油  小さじ1
片栗粉  小さじ1
料理酒(清酒)  小さじ2
オリーブオイル  大さじ1
砂糖  小さじ1/2
 小さじ1/2
サラダ油  小さじ1

■作り方

(1)豚レバーをさっと水で洗い、キッチンペーパーなどで水気を切り、厚さ5mm程度の薄切りにします。


(2)ボウルに(1)、醤油、胡麻油、片栗粉を合わせ、10分程度置いて下味を入れます。


(3)ほうれん草を食べやすい大きさにカットし、フライパンにほうれん草をゆでるための湯を沸かします。沸騰したら、色よく栄養素を逃さずにゆで上げるため、サラダ油、砂糖、塩を加えます。この時、油がはねることもあるので注意しましょう。


(4)(3)にほうれん草を加え、しんなりとするまでゆで、水気を切って皿に盛りつけます。

レバー

ほうれん草

ほうれん草


(5)フライパンにオリーブオイルを入れ熱したら、生姜を入れて香りが出るまで炒めます。


(6)(2)のレバーを加えて炒めます。


(7)火が通ったらフライパンから取り出します。


(8)(6)を(4)の上に盛り付けて完成です。


調理ワンポイント

水の量は使用する鍋の大きさによって調節してください。また、ほうれん草はさっとゆでましょう。いつまでもゆでていると、栄養分が水に流れ出てしまいます。
今回はほうれん草×豚レバーの組み合わせですが、じゃがいも×豚レバー(土豆炒猪肝)、にら×豚レバー(韮菜炒猪肝)などのアレンジ版もおすすめです。



離乳食もママごはんと同じ食材で!
猪肝菠菜粥(ほうれん草と豚レバーのお粥)


赤ちゃんは生後9ヶ月を過ぎると、栄養の大半を食事から摂るようになるため、離乳食も栄養バランスを考えなければいけません。なかでも、積極的に摂りたいのが鉄分。この時期の赤ちゃんの成長はとても早く、血液中の鉄分が不足しがちになると言われているからです。

そこでおすすめなのが、ご紹介した豚レバー×ほうれん草。作り方はとっても簡単で、ゆでたほうれん草と豚レバーを、赤ちゃんの食べやすい軟らかさのお粥に添えるだけ。風味を良くしたい場合は、鰹節で出汁をとって作ったお粥をにするといいでしょう。

写真の離乳食では5倍粥(米1:水5)を100g、ほうれん草の葉の部分を10g、豚レバーを10g程使っています。ちなみに現在10ヶ月になるうちの子どもは、ほうれん草と豚レバーをお粥に添えて食べていますが、やはり身体が必要な栄養素を欲しているということでしょうか。とても気に入っているようで、おかわり必至の人気メニューになっています!






参考文献
『安胎键儿怀孕食谱』林秋香 著 発行年 2010年 南海出版公司
『懷孕養身特効食譜』林禹宏・康鑑文化編輯部 著
 2013年 人類智庫數位科技股份有限公司
『はじめてママのやさしい離乳食』祐成二葉 著 2013年 西東社
イロリオ
プレママタウン

Text / Recipe / Photo 山田早苗

カテゴリ:
Cooking & Recipe

記事公開日: 2014/2/19

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