一日三度の食事の中でも、圧倒的に外食率が高まるランチ。その一食に中華料理への愛を託し、お昼に食べた中華を語るという、80C(ハオチー)のFacebookランチレポートが「ひる中華」です。
そこで頂戴した「いいね!」とコメント、シェア、リーチ数をポイントに換算にして、3月16日~4月15日に掲載したひる中華ベスト8を算出したのが当コーナー。さて、いつも応援してくださっている中華のプロや食いしん坊の皆様が「いいね!」と思ったランチとは…?

 

8位

築地「Chinois 歩歩路(シノワ プープールー)」の土曜ランチ2500円 385ポイント

まず8位は3月27日にオープンしたての注目店です!

Chinois 歩歩路

カウンターの中で鍋を振るのは、フジテレビ『アイアンシェフ』にも登場していた脇屋友詞氏の、右腕として活躍してきた吉澤正さん。Wakiyaグループ全店統括料理長を経て、独立開業された店がこの「Chinois 歩歩路(シノワ プープールー)」です。

素材にこだわる店はたくさんありますが、この店のすごいところは、素材はもちろん、醤(ジャン)や干し肉をはじめ、さまざまな「うまみの素」をシェフが手作りしているところ。この日のランチは、前菜にヒラメとウルイの葱ソース&山椒ソースがけ、海老の湯葉揚げ、豚肉の煮こごりなど全6品(写真左)。

前菜魚デザート

海鮮料理には、ホタテ貝とアスパラのXO醤炒め(写真中)と、南部鉄器OIGENの器で登場したメダイの蒸し焼き(写真上)。肉はなく、色とりどりの野菜のせいろ蒸しを芥蘭菜のオリーブオイル漬けとともにいただき、〆はシェフのお父様が作っている八王子ののらぼう菜に自家製の干し肉を入れた麺。デザートにはマンゴーのソルベとマンゴープリンを合わせ盛りして、キンモクセイのジュレと金木犀の花の蜜付けをたっぷりあしらった一品(写真右)…という流れで最高のフィニッシュ!
そのどれもがキラキラとした料理で、店を後にした時のしあわせな気持ちが「また来よう」という想いにつながりました。

★さらに詳しい内容は、耳より情報でどうぞ。

(2013年4月5日掲載:サトタカ訪問)


 

7位

新宿2丁目「隨園別館」のランチバリューセット500円
398ポイント

7位は創業昭和38年、老舗の北京料理店がランクイン!

隨園別館

 

その隨園別館が、まさか500円ランチをやっていたとは…!というのが今回最大のオドロキ。半サンラータンメン+半チャーハン+アンニン豆腐でこの価格ですよ奥さん。老舗だろうが都心だろうがそんなの関係ねー!という心意気に頭が下がります。

では、安いから残念な味か?というとそんなことはなく、酸辣湯麺のとろみがついたスープをすすると、胡椒とラー油と酢が渾然一体となったスッパ辛い旨さがノドを駆け抜けていきます。一方で、麺の量や炒飯の具には物足りなさが無きにしもあらず。しかし、プロの腕で調理された2種の料理にデザートも付いてくるとあればもう十分満足です。

ちなみに一階にはテーブルがぎっしり、二階には大円卓もあり、まるで中国のような雰囲気もこの店の持ち味。夜はナマコの煮込み(紅焼海参)などクラシックな料理も充実。リーズナブルで量も多いので、大勢でがっつり食べたい時におすすめです。

(2013年3月28日掲載:コスギ訪問)


 

6位

東銀座「黎花(ライカ)」の日替わりランチ1365円
407ポイント

6位は東銀座の交差点を見下ろす、薬膳料理の店がランクイン!

黎花

 

スープ

こちらのランチのウリは、広東式の壷蒸し薬膳スープですね。一般的に、夜にこういうものをいただくと一杯1,000円以上はかかってしまうもの。しかしここでは、棗(ナツメ)やクコ、蓮の実など乾物と、丁寧にとったスープをひと壷ひと壷に入れ、蒸篭に載せて、朝から昼まで数時間じっくり蒸した熱々がランチセットで提供されます。そう、広東系の料理においてスープは脇役ではなく主役級。そこにこだわりを感じます。

週替わりランチは常時3種類で、先ほどのスープに、小皿(焼売や揚げ物などの点心多し)、香港粥またはごはん、ちょっと手をかけたデザート付き。写真は表面をカリッと揚げ、彩りのよい野菜とともに煽ったサンザシ色の酢豚です。また、正統派の味わいが楽しめるだけでなく、東銀座交差点を見下ろすガラス張りのビルはアクセスもよく視界良好。開放感溢れる店内で食事をすれば、短いランチタイムでもきっと心身がリフレッシュできるはず!

(2013年4月15日掲載:サトタカ訪問)


 

5位

新宿3丁目「中華茶房8(エイト)」の骨付き鴨肉と野菜、豆腐の煮込み550円 422ポイント

5位はリーズナブルに北京ダックが食べられるチェーン店がランクイン!

中華茶房8

こちらは北京ダック専門店だけあって、ランチもしっかり鴨を活用していました。胡椒の効いたスープをレンゲで探ってみると、骨付き鴨肉が6塊も。さらにセルフサービスでドリンク、杏仁豆腐、タピオカココナッツミルクがセットで500円とは安すぎやしませんか。しかも朝6~10時のモーニングに至っては380円!新宿界隈にお勤めの方は、喫茶店でモーニングをするよりエイトで中国式の朝食ってのもオツですね。

★ちなみに中国茶房8(エイト)六本木店では毎月こんなこともしています。

(2013年3月27日掲載:コスギ訪問)


 

4位

赤坂「新葡苑(しんぶえん)」の肉巻きミニトマトの酢豚1000円  570ポイント

4位はミッドタウン裏、赤坂6丁目の注目店がランクイン!

祥麗

 

ランチでここまで手の込んだ料理が出てくるとは…! 正直、衝撃を受けたメニューです。

見た目は肉団子風ですが、このたこ焼き大の肉球をかじると、中の湯むきプチトマトから汁がぷちゅーっと溢れます。しかもこの価格で6つも食べられてしまうというのは、立地と味と手間を考えるとかなりおトク。さらにはゴボウのカレーマヨネーズ風味和え、大根の中華風漬物などのサイドメニューもきちんと手づくり。セルフサービスのサラダはお好きなだけどうぞ、というサービスもすばらしい…!

土鍋入り麻婆豆腐
土鍋入り麻婆豆腐は大盛りもOK!

総料理長は、90年代に一世を風靡した渋谷区神泉「文琳」の河田吉功シェフ。店は地下が四川料理「龍滕(ロンタン)」、1Fが中華カフェ「PU-EN」、2Fが「新葡苑(しんぶえん)」という中華の殿堂にあります。週替わりのランチメニューはホームページでお知らせしていますので、お近くにお勤めの皆様はぜひ足をお運びください。

 

(2013年3月22日掲載:サトタカ訪問)


 

3位

大塚「鳴龍」の担担麺750円
620ポイント

いよいよ3位は2012年にオープンした、大塚の住宅街にある行列店です!

四川飯店

 

汁そば=スープと麺。このうまさに尽きますね。国産小麦の3種ブレンドに、内モンゴルの天然かん水を加えて作る麺は、小麦の味が立ち、スープによく絡むざらっとした舌触り。無化調スープは酸味がほどよく効いて、飲み疲れない、飲み干したくなるキレイな後味です。

厳選した素材を組み合わせ、くすみのないシンプルな旨さを追求するという点においては、「ごまだれ素麺」に通じる和的センスも。これを食せば、今まで濃厚スープを愛好していた方も、「鳴龍」の身体が喜ぶような軽やかな味わいがクセになってもおかしくない。ちなみにほとんどの方が替え玉をしてスープを飲み干しています。

(2013年4月1日掲載:サトタカ訪問)


 

2位

西巣鴨「ファイト餃子」の餃子10個420円
641ポイント

2位はホワイト餃子系の餃子専門店がランクイン!

ファイト餃子

 

この味を初めての人に説明するのに「餃子」というとギャップがあるかもしれません。その特徴は、揚げたようにカリッと、そしてフカッとした生地。形は直径4~5cmほどのゲンコツ型で、薄ーいパンのような食感もユニークです。「餃子を食べる」というよりは、また別物の「ホワイト餃子を食べる」と言った方がしっくりくる、オリジナリティのある料理です。

カウンター席で厨房を見ていると、鉄のフライパンでほぼ揚げ焼きのような状態にして焼いているよう。そのせいか、見た目以上に腹持ちがよく、20個840円を1人で食べてしまった日には夜になってもおなかが空かないという現象が起こります。西巣鴨だけでなく、北海道から九州までグループ店がありますので、気になる方はお近くの店舗でぜひホワイト体験を!

(2013年4月9日掲載:サトタカ訪問)


 

1位

大塚駅前「世界飯店」の焼鴨叉焼飯1000円
786ポイント

そして今月の1位は、大塚駅前にある外国こと「世界飯店」の焼き物どんぶりでした!

世界飯店

実は週刊現代「山本益博のうまいの、なんの!」の第1回に登場したのがこのお店。こここは料理がうまいかどうか?というより、店そのものの雰囲気を楽しみ、味わえる方におすすめです。

同店が外看板でおすすめしているのは「世界ラーメン」という激安メニュー。しかし実はこの店、さまざまなアジア風のっけ飯が充実していることで知る人ぞ知る店でもあります。中でも有名なのは、ローストダックが半身乗った焼鴨飯。頼めば同じ値段で叉焼との相盛りもできます(今回はそうしてみました)。

セット内容は、肉の漬けダレ(これがなかなかジャンキーでうまい)、絶妙に日本風でない味噌汁に、日本風の漬物、エキゾチックな香りの香辛料が染みた煮玉子。中国語とミャンマー語が併記された卓上メニューの先に、都電荒川線が至近距離で走り抜けていく風景を見ていると、ここではないどこかに心がいってしまいそう…。

 

卓上メニュー

立地も個性的で、男性向け風俗店と雀荘の入った、飲む打つ買うが揃ったビルの1F。少しばかり入る勇気が試されますが、それは出国手続きのようなもの。一度行ってしまえばなんてことはありません。洗練された担担麺の行列店「鳴龍」も、国籍不明なアジアの街角「世界飯店」もある大塚は、中国料理的にもなかなか懐の深い街です。

(2013年4月11日掲載:サトタカ訪問)


 

さて、今回のひる中華ランキングはいかがでしたでしょうか?美食系もジャンキー系もまんべんなく「いいね!」をいただいた1ヶ月間でしたが、ウリがはっきりしているもの、インパクトがあるものが多かったように思います。

また、最近コスギ特派員が500円ランチ巡りをしていますが、価格帯別に料理を見てみると、
500円代=メイン料理勝負。作り置きも少なくなく、副菜はあることに意義がある
1000円=副菜もしっかり手作り
1500円=副菜もしっかり手作りで超都心
2000円以上=ごちそう
という印象です。必ずしもその旨ではありませんが、皆様が「ひる中華」を楽しむ時のひとつの目安になれば幸いです。ちなみに今月までのひる中華平均単価は平均958円。累計175食で167,593円。来月もどうかご愛読を!

***

「ひる中華」は、80Cスタッフがランチに食べた中華料理を、Facebookで連日レポートしています。おひる前のお腹が空きそうな時間に更新していますので、中華画像を見ながら、食べたい中華・好みの中華を見つけていただけたら幸いです。みなさまも、どうかお近くにある気になる中華料理店のランチがあったら、ぜひ編集部までお寄せください。


ポイントの算出方法
Facebookの「いいね!」「コメント」1件につき3ポイント、「シェア」等その他アクション1件につき3ポイント、リーチ(タイムラインに流れた数)を1ポイントとして換算し、その合計点で算出しています。みなさんの「いいね!」やコメントがポイント増に繋がります。


Text 佐藤貴子(ことばデザイン)
Photo 佐藤貴子(ことばデザイン)、小杉勉

 


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中華・高橋が作るよだれ鶏のタレ

※情報は掲載時のものです。内容は後日変更される可能性がありますので御了承ください。

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