中華の道で35年!大ベテランが神楽坂で独立開業
コンセプトは“老若男女が楽しめる中華”

神楽坂・毘沙門天の斜向かいにある「神楽坂テラス」の2F(LouRon(ルーロン)跡地)に、2月1日(日)新たな中国料理店「縁香園(えんかえん)」がオープンします。

オーナーシェフを務めるのは、老舗中国料理店で長きに渡って総料理長を務めた、秋場俊雄さん。
「これまで自分を引っ張ってくれたのは人。何をするにも、人との縁でしか次のステージには行けないことから『縁』の字を。また、人が集まる場所という意味から『園』の字を。そして、中華の香りを感じてほしくて『香』の字を使いました」と、店名に込めた想いを話してくれました。


秋場俊雄オーナーシェフ。新宿「近鉄大飯店」で中国料理人としてのキャリアをスタートし、「四川飯店」、上野「北京飯店」、丸の内「丸の内会館」を経て「頤和園」に副料理長として入社。25年間鍋を振り、総料理長として活躍。2015年2月に「縁香園」をオープン。

同店のコンセプトは「老若男女が楽しめる中華」。幅広い方に中華を楽しんでもらおうと、イチ押しにしているのは41品から9品(前菜2品、海鮮料理、スープ、シェフの一品、炒めものor揚げもの、点心、麺飯、デザート)が選べる2980円の「縁香園コース」です。(1名様の価格/税別/2名様から注文)
選べるメニューを見ると、スープの酸辣湯は塩胡椒の効いた四川式と、レタス・卵・葱の入った広東式が選べたり、秋場シェフ自慢の麻婆豆腐や担々麺も取り揃えるなど、味のバリエーションに富み、食べごたえのある内容。

土鍋で熱々のまま提供される麻婆豆腐は、朝天辣椒と花椒で作る特製ペーストが味の決め手。大きめにカットされた豆腐に、肉と醤と薬味がしっかりと絡みます。

 

エビのさわやか炒め(酸辣水蝦球)(写真左)。手づくり泡辣椒の漬け水を使い、爽やかな辛みと酸味をつけたエビと野菜の炒めもの。発酵食品の風味を生かした料理長の創作料理。 担々麺(写真右)。芝麻醤でしっかりコクとまろやかさを出した自信の一品。

グランドメニューは約80品ほど。定番中華をしっかり揃える一方で、蝦子海参(なまこと川エビの卵の煮込み)2800円など、中華好きなら見逃せない伝統的な料理や、野菜の調味に四川風、香港風、湖南風など選べるのも楽しいところ。

また、ランチは担々麺1080円、八宝炒麺(五目焼きそば)1100円、蟹肉炒飯(タラバ蟹あんかけ炒飯)1100円など麺飯が中心で、ランチタイム限定で杏仁豆腐50円、グラス生ビール50円というのもうれしいサービスです。


エリンギのフリッター スパイスパウダー仕立て(金沙鮮茹)(写真左)。カレーマヨネーズをベースにしたソースを絡めのフリッターと、スパイスと辣油を加えて炒めた香ばしいパン粉を一緒にいただく香り高い一品。「縁香園コース」でも選べます。
タラバ蟹あんかけ炒飯(写真右)。贅沢にタラバ蟹を使い、しっかり目に仕立てた餡を卵炒飯にかけた一皿。ランチにもおすすめです。

「四川料理、上海料理、そして私のこれまでのいろいろな経験をベースに、今の東京に受け入れられる創作料理をご提供したい」と、独立開業にあたって意気込みは十分。100席規模の店とあって、厨房には6~7名の料理人を揃え、ホールにはこれまで共に店を切り盛りしてきたベテランが支配人に着任。繋いだ“縁”を活かし、新たな“縁”を結ぶ店がここから始まります。

衝立があり、適度にプライベート感を保てるフロア席。(写真左) 開放感のあるテラス席は4卓。(写真右)

 

 


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