表参道ヒルズで楽しむ“蔭山料理”

4月22日(金)、表参道ヒルズ3Fに中華の新店が誕生しました。店名でピンと来た方は中華ツウ。自由が丘と恵比寿に店を構える「蔭山樓」が、表参道にもできたのです。

ふかひれ料理に強い既存店に対し、表参道店はもっとカジュアルな雰囲気。お酒のアテにぴったりの手軽な前菜、自慢のふかひれ料理、国内外で評判の鶏白湯(パイタン)を使った麺まで、アラカルトで幅広い料理が楽しめるのが魅力。他店にはない一品料理も充実しています。


牛ヒレ肉と三浦野菜のあんかけ(2600円)。黒米入りのおこげに熱々のあんをかけた一品。
4月22日~5月末(予定)までの期間限定メニュー。(ディナータイムのみ)

 

●ふかひれ料理と鶏白湯(パイタン)の麺料理がおすすめ

蔭山健一総料理長

総料理長の蔭山健一さんは、千葉県柏市「知味斎」、新宿京王プラザホテル「南園」等を経て、ふかひれ料理で有名な「筑紫樓 恵比寿店」の料理長を務めた後、ラーメン店を立ち上げ独立。

当時から現在まで味を磨き、継承する「鶏白湯(パイタン)塩そば」は、今に繋がる看板料理。2012年、自由が丘にふかひれ料理と神奈川県三浦産の野菜を主体とした「蔭山樓」をオープンし、恵比寿に2号店、高田馬場に麺専門店をオープンしています。

ゆえに、同店で外せないのがふかひれ料理と、鶏手羽でスープをとった麺料理。珍しいのがふかひれのお刺身で、気仙沼産の吉切鮫(ヨシキリザメ)の胸びれにスープで味を染み込ませ、青山椒とパプリカ、2種類のソースでいただく一品は一押しの前菜。


「蔭山樓でしか味わえないフカヒレのお刺身」2000円

また、自慢のスープとふかひれを手軽に味わうなら「フカヒレ煮込みあんかけそばorごはん」(2200円)を。「麺料理が評判ではありますが、うちのふかひれの煮込みソースはごはんによく合うんですよ」と蔭山総料理長。


「フカヒレ煮込みあんかけそばorごはん」2200円。
ランチのセットメニューはハーフサイズで2300円で提供。

 

●汁麺を落ち着いて食べたいときにも◎

気になる予算はランチ2000円、ディナーは5000円程度。麺は1品1200円~で、「蔭山樓名物鶏白湯(パイタン)そば」1200円や「蔭山自慢の特製TANTAN麺ヘーゼルナッツ風味」1300円などが従来の人気メニュー。ランチは麺飯だけでも、プラス500円で蒸し野菜と杏仁豆腐をつけることもできます。


「三浦の蒸し野菜」。
昼は杏仁豆腐とセットで500円(他の料理と組み合わせて注文)、
夜は単品で600円で提供。

ディナーはアラカルトに加え、プリフィクスで4800円(2名~)のコースと、麺をセットにした「NOODLESセット」2680円を用意。後者は麺料理プラス2品がついて、落ち着いて麺料理を楽しみたい、という方にもおすすめ。「1人でラーメン店に入るのが苦手」という方にも使いやすい店となりそうです。

既存店のお客様のほとんどが女性客ということもあり、同店もまた女性が入りやすい雰囲気。窓際にはソファ席もあり、友人同士の気軽な集まりにも使えそう。表参道駅至近の中国料理店として、ぜひ覚えておきたい一店です。

 


>>今までの「業界人の耳寄り情報」一覧