新派四川料理。この言葉、耳にしたことはありますか?

それは、中国で「新派川菜」と称される、今流行の四川料理。「伝統川菜(伝統的な四川料理)」をベースに、他の地域の要素とも融合した、見た目も味わいも新しい、現代中国に生み出された四川料理です。

例えばこちらは焼いた鯛を控えめな麻辣スープに浸し、さらに麺を入れた一品。重慶烤魚のアレンジとも捉えられる、新派四川料理です。

2018年7月26日(木)、池袋にオープンした「一路香(イールーシィァン)」は、そんな新派四川料理を中心に楽しめる92席の大箱。

以前より、オーナーの張丹さんが「おもしろい料理を出しますよ」と宣言していたのですが、なるほどインスタ映え間違いなし!のユニークな料理がイチ推しとなっていました。

鉄鍬麻辣系列、名づけて「スコップ料理」!

なんと大型のスコップに載って厨房から運ばれてくるこの料理は、鉄鍬麻辣系列ことスコップ麻辣シリーズ。テーブルに敷かれたコーティング紙をお皿替わりに、スコップからざざーっと料理が注がれたら、各自ビニール手袋をはめ、いざ齧りつきタイムへ突入!

鉄鍬海鮮大家拼。蟹、ザリガニ、つぶ貝、海老、あさりといった海鮮に、セロリ、麻花(お菓子)などがジョイン。価格は具によって1,080円~4,880円。

味付けは、痺れも辛さも容赦なし。海鮮や野菜などの食材を、麻辣(マーラー:花椒の痺れと唐辛子の辛さ)味で炒め合わせており、同じく新派四川料理の干鍋(ガングォ)こと、汁なし火鍋に似たテイスト。

一方、食べ方はアメリカ発の「ダンシングクラブ」のようであり、食材にはザリガニ、鴨の舌、ウシガエル、蚕のサナギなどが選べる点はいかにも中国的。「そんな食材ちょっと…」という方は、海鮮盛り合わせや、エビ、アサリ、手羽先なども選べますよ。

鉄鍬小龍蝦は、スコップで運ばれてくる麻辣ザリガニ。夏場は北海道産を使っています。

自家製で手づくり皮の蒸し餃子や麺も必食

また、辛さが苦手な方は、辛くない料理もあるので安心です。特におすすめしたいのが蒸し餃子。7人いるという料理人は、四川省や湖南省出身者が中心ですが、オーナーが遼寧省瀋陽出身なこともあり、餃子には中国東北地方の味わいがあるのです。

特に野菜餃子は、手作りの皮に季節の青菜をぎっしり詰まっており、肉餃子に慣れた方にもおすすめしたい一品。注文時に頼めば、焼き餃子にしてもらうこともできます。

蒸し餃子は豚肉×ニラ、牛肉×長ネギ、海鮮入り、野菜のラインナップ。

池袋北口チャイナタウンで新派と伝統を食べ比べ!

ちなみに同店は7年前にオープンした「品品香」の姉妹店。こちらは重慶市万州の伝統料理、重慶烤魚を中心とした四川名菜がおすすめの店。

品品香では、2匹の魚をそれぞれ違う味で煮込める烤魚が人気。

いずれの店も池袋北口界隈のチャイナタウンにありますので、新派川菜(新しい四川料理)は「一路香」、伝統川菜(伝統的な四川料理)は「品品香」と、食べ比べしてみては。

一路香
住所:豊島区西池袋1-38-3 b-toss池袋8F(地図
TEL:03-6914-1633
営業時間:11:00~深夜00:00(L.O.23:30)
席数:92席


text & photo 佐藤貴子(サトタカ)

 

中華・高橋が作るよだれ鶏のタレ
日本橋古樹軒

※情報は掲載時のものです。内容は後日変更される可能性がありますので御了承ください。

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