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中華百科 タツノオトシゴ

2012/11/30up

タツノオトシゴ

タツノオトシゴ

中国語表記:海马
北京語読み:ハイ マー
発音記号 :hǎi mǎ


魚類らしからぬ形態をしているが、エラやヒレもちゃんとあるヨウジウオ科の魚。
体長10cm程度で、温帯~熱帯の暖かい海に生息している。中国沿岸一帯でも取れ、繁殖力が強く、養殖も可能である。
オスの腹部にある育児嚢で卵を孵化させるため、オスが子供を産むように見えるところも変わっている。

【漢方薬】

漢方薬としては、内臓を取り除き乾燥させて用いられている。
「北方人参、南方海馬」といわれるくらい、薬用人参に匹敵する高い効能があるとして珍重されており、滋養強壮、鎮痛、精力増強等に効果があるといわれている。
スープに入れて煮込んだり、煎じて服用される。
薬味・薬性:甘、温。平。




トゲウオ目ヨウジウオ科

ヨウジウオ科の魚には、「タツノオトシゴ」の属するタツノオトシゴ属のほかに、タツノイトコ属というのもあり、「タツノイトコ」「タツノハトコ」などがいて、形態のみならず命名のされ方でもユニークな種である。
タツノオトシゴは、海藻などに尾を巻きつけて垂直に浮遊しているので西洋の「ドラゴン」っぽい見た目であるが、タツノイトコ・タツノハトコはひょろりと細長くて水平に漂っているので、東洋の「龍」っぽい。

The other pipefish / Bastard seahorse (Acentronura gracilissima)
タツノイトコ


海馬

海馬(かいば)[英]Hippocampus

短期記憶や空間学習能力に関わる脳の器官。形状がタツノオトシゴに類似していることから、タツノオトシゴの別名と同じ「海馬」と名付けられた。

英語名のHippocampusも、タツノオトシゴ属の学名Hippocampusと同一であり、その大元はギリシャ神話の上半身が馬で下半身が魚の怪物ヒッポカンポスに由来している。




【脚注・出典】

『中国食文化事典』中山時子 監修(角川書店 1988年)
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中醫中薬綱「海馬-南方人參」


Research: Xiao Shan-Mian & Chuka Lovers(シャオ・シャンミェンと中華ラバーズ)

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記事公開日: 2012/11/30

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