むくまない身体に!梅雨の時期に家で作りたい食養生点心レシピ

前ページの「脾を滋養し、機能を高める食品群」をベースに、家庭でできる長夏(梅雨)の食養生レシピをご紹介します。どれも東洋医学の観点を取り入れた、家庭でできる点心です。いくつか作って取り揃えれば、家で飲茶も楽しめますよ。

もくじ|食養生×ヨガ|東洋の叡智で身体をキレイに!Vol.5 長夏(梅雨)編

1:LECTURE|むくみ&だるさと梅雨の関係
2:RECIPE|梅雨に楽しむ食養生点心レシピ
3:YOGA|経絡ヨガでむくみ&だるさ改善

チャーシューと小豆、落花生入り中華ちまき(粽子)

チャーシューと小豆、落花生入り中華ちまき

うまみの凝縮された叉焼、補気健脾食材(胃腸の働きを高め、消化吸収を助け、気のエネルギーを高める)の落花生、利水化湿食材(水分の代謝を高め、身体の湿気を取り、利尿作用をおこす)の小豆を具にしたちまき。もっちりとして、コクのあるもち米のおいしさ、蒸し上がりの竹の香が爽やかさも楽しめる一品です。

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ココナッツゼリーとパパイヤのシロップ仕立て(椰奶木瓜凍)

ココナッツゼリーとパパイヤのシロップ仕立て

補気健脾食材のココナッツと、利水化湿食材のパパイヤを使った甜品。ココナッツミルクと牛乳で作ったゼリーにパパイヤをあしらった、南国を感じる味わいです。

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ご参考までに、今回のセミナーでご紹介した点心と飲みものはこちらです。

山芋生地の揚げ点心(蟹餡蜂窩酥)

山芋生地の揚げ点心

補気健脾食材の山芋に、浮き粉とラードを加えた生地で、蟹とえのきの餡を包んで揚げた点心。表面の生地が蜂の巣のような網状になるのは、生地に練りこんだラードが揚げ油の中に溶け出すため。外はサクッサク、中はもちもちの食感が楽しめます。

冬瓜とフカヒレの蒸し餃子(冬瓜魚翅餃)

冬瓜とフカヒレの蒸し餃子

利水化湿食材の冬瓜とフカヒレを具にした蒸し餃子。夏が旬の冬瓜は、むくみ取りの強い味方です。「冬瓜はキャベツや白菜と同様に餃子の具にもなるんですよ。生のまま冬瓜を刻んで塩をふり、水分を絞って加えるのがポイントです」と山中先生。これからの季節トライしたい使い方ですね。

南瓜のタルト(南瓜撻)

南瓜のタルト

補気健脾食材のかぼちゃと、補気健脾・利水化湿両方の性質を併せ持つかぼちゃの種を使った甜品。エッグタルトのフィリングにペースト&カットしたかぼちゃと種を加え、タルト生地に流し込んで焼き上げます。

飲料:酸梅湯(さんめいたん)

酸梅湯(さんめいたん)は夏に飲まれる伝統的な健康ドリンク。主原料は青梅をワラで燻し、乾燥させた鳥梅(うばい)と、理気活血食材(気と血の流れをよくする)の山査子(さんざし)、甘草(かんぞう)を主原料に作られています。酸味と甘味のある、爽やかな飲み口が特徴です。

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