3位|中国旅行欲を満たすオアシス「友誼食府」「友誼商店」の新星・立川店の楽しみ方

Twitterランキングでも注目された「友誼食府(ゆうぎしょくふ)」「友誼商店(ゆうぎしょうてん)」は、ガチな中華食材が買える食料品店に、中国のローカル小吃が楽しめるフードコートが併設された複合店舗。

これまで現地を感じる店があまりなかった東京西部・立川に新店ができ、注目を集めました。キャッシュレス決済オンリーの「友誼食府」の会計の仕方は、現場で使える情報ですよ。
(2021/4/15更新記事|原稿・撮影:愛吃(アイチー)編集:サトタカ)

2位|ぶらり中華旅|皮付き豚バラに韓国中華!保冷バッグ必携の三河島~日暮里中華散歩

東京・荒川区の三河島は、オールドコリアンタウンながら、皮付き豚バラ肉を売る肉屋や、食べ歩き好きに嬉しい「肉まん研究所」、チャンポンや酢豚などの“韓国中華”が楽しめるレストランなど、中華的な食の楽しみがいっぱい。異国情緒が味わえて、日暮里まで歩けば第二ラウンドにぴったりの店も充実。とことん中華目線でまちの魅力をご紹介!
(2021/3/30更新記事|原稿・撮影・編集:サトタカ)

1位|南極で炒飯を!昭和基地で中華を作る|依田隆宏さんインタビュー

1位は東京・神田須田町「神田雲林」の厨房で腕を磨き、第61次南極越冬隊の調理担当になった、中華の南極料理人・依田隆宏さんのインタビューでした。南極では「南極炒飯」のアカウントでTwitterを更新していた依田さん。彼はなぜ南極を目指し、どんな環境で、どんな料理を作ってきたのでしょう。めくるめく南極中華ストーリーはこちらで!
(2021/6/23更新記事|画像提供:依田隆宏 原稿・編集:サトタカ)

ストーリーとニュースと価値再発見!2021年80C記事まとめ

●人を伝えるストーリーの力

文字を読まなくなったとか、動画の時代と言われる昨今において、今年の80Cはストーリーの力を感じる結果に。80CのTwitterで記事リンクは上位になりにくい傾向がありますが、サイトでは南極料理人・依田さんのインタビューが圧倒的に読まれたことが印象に残りました。

こうした記事を最後まで読んでもらえたというのは嬉しいこと。これを受けて、来年も人物にフォーカスしたコンテンツができたらよいなと思っています。

●中華フードコートの引きの強さ

3位の「中国旅行欲を満たすオアシス「友誼食府」「友誼商店」の新星・立川店の楽しみ方」はTwitterでも注目された記事。ある業態が流行ると、同じような店が次々できるのは中国的な展開で、吉祥寺にできたアジア食品専門店『亜州太陽市場』など含めて、今後も目が離せない業態です。

執筆者は愛吃(アイチー)さん。一歩先のトレンドを感じさせる店のチョイスと、中国料理とその作り手への愛ある目線で、SNSでも注目される記事を書いていただいています。Twitterランキングでも上がってきた煎餅果子(ジィェンビングォズ)の記事や、広尾に移転した「蘭州料理 ザムザムの泉」の記事も必見です!

●横浜沼にハマってください

6位のバンメンと8位のスープは、連載「横浜オールド中華探訪」よりランクイン。「横浜中華街って食べ放題ばっかりで…」と嘆く方々に、横浜で食べておきたい料理や、店選びのポイントなどを30回にわたる連載でぴーたんさんが紹介してくれました。

横浜は表面的に見ると食べ放題ばかりになったかもしれませんが、もう一歩、さらに一歩と踏み込んでいくと、あの店とこの店がこう繋がっていたのか…という歴史探索的なおもしろさが見えてきます。また、老華僑の店では古きよき広東料理の感性が残る料理との出合いも。

最近は週末に人が戻り、大通りが大賑わいの横浜中華街。何を食べるか、選ぶか、迷ったらぜひこの連載を参考にしてください。

今明かされる80Cの2021年読者層

最後に、こんな記事が読まれている80C(ハオチー)ってどんな人が見ているの?といいますと、女性が7割、男性3割。最も多い世代は30代と40代がほぼ同数でそれぞれ約3割(20代以下、30代、40代、50代以上の4択)。そして中国に行ったことがない人が約5割強なんです。

さらに踏み込んだところで、関心のあるテーマは上位3つが店情報48%、食文化24%、レシピ23%
料理をする・しないに関しては、家で中華をときどき作る人が49%、よく作る人が25%、料理をほとんどしない人が14%、料理をするがあまり中華は作らない人が12%。外食中華は、隔週~毎週中華が37%、月イチ中華が36%、ほぼ中華は食べない人が20%、食べまくっている人が7%という結果となっています。

これは2021年10月にTwitter経由で実施したアンケートの結果(1078名の回答)ですが、まとめると、外食や料理が好きな30~40代の女性で、中国にはほぼ行ったことがないけれど、食文化なども踏まえた中国料理情報を求めて読んでいる方が多いといえるかと。

これを受けて、表面的な情報に留まらず、これからもあきらめずに一歩踏み込んだ中国料理情報を提供していきたいと思う年末。来年もどうかよろしくお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。みなさまよいお年をお過ごしください!


TEXT サトタカ(佐藤貴子)
データ集計 コスギ(小杉勉)