パイナップルが鍋に⁉新宿区中井『茶屋』で地鶏と発酵パイナップルの鍋に舌鼓
新宿区中井にあり、居酒屋のような店構えの『茶屋』。こちらは台湾の原住民・タイヤル族の米山理美さんが「お酒が好きで、お酒飲みたいから始めたの」という台湾居酒屋。発酵パイナップルを使った鍋があると聞き、予約して行きました。
台湾パイナップルの記事でもご紹介しましたが、発酵パイナップルとは、蔭鳳梨、醃鳳梨、醬鳳梨などと呼ばれるパイナップルの漬物のこと。そのまま食べるのは難しいかな…というしょっぱさなのですが、スープにするとまろやかになり、具材を美味しく食べることができるのです。
『茶屋』の地鶏のパイナップル鍋のスープは、発酵パイナップル、生のパイナップルに、味噌を加えて作るスープが決め手。漬物と味噌を掛け合わせているのですから、日本人の口にもとても合うなと感じます。
具材は特注の地鶏(美味しい鶏肉に合わせるのがこだわりとのことで、私が行ったときは青森産地鶏でした)、野菜、台湾産のイカ団子、豆腐など。なかでもカリフラワーやトマトがよく合います。あまりに美味しかったので、カリフラワーを追加してしまったほど!
鍋の要となる発酵パイナップルは、なんと8年ものだそう。店内に米山さんが漬けた発酵パイナップルが置いてありますので、ぜひ見せてもらってください。最近仕込んだばかりの発酵パイナップルもありましたが、使えるようになるのは半年後とのことです。
店内には、パイナップル以外にも漬けられているものや、果物の皮が干されていたりして、ついつい質問してしまいましたが、とても丁寧に教えてくださいます。お酒には柑橘類の砂糖漬けを使ったものなどが並んでいて、楽しく飲めます。
地鶏を特注で頼んだり、仕込みの準備が必要になるため、こちらも日数に余裕をもって予約してください。2人前からの注文となります。
茶屋
東京都新宿区中落合1-20-16(MAP)
TEL 03-3361-5830
営業時間 18:00ー23:30
定休日 月曜・火曜
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