日本でこだわりのタロイモスイーツが楽しめる店3選
タロイモおやつの宝庫!1912年創業の老舗「連珍」
「連珍」は、台湾北部の基隆市に本店を構える、1912年創業の老舗菓子店。2021年12月、台湾タロイモスイーツ専門店を東京・人形町にオープンしたときの衝撃は忘れられません。これでいつでも美味しい台湾タロイモスイーツが食べられる!と、せっせと通ったことを思い出します。
こちらの看板商品は芋泥球(タロイモボール)。台湾きっての名産地、大甲産のタロイモとバターと砂糖というシンプルな材料で作られており、タロイモの素朴なおいしさを味わえる名品です。また、店頭に並ぶ芋泥球も、タロ芋プリンも、タロイモロールケーキも大好きなのですが、私にひとつ選べと言われたら、タロイモホットサンドですね。
タロイモの甘い香りやホクホクとした食感を楽しめるサンドイッチは、他では味わえないおいしさ。おすすめのトッピングは「黒米&もち」で、ホクホクとモチモチの組合せ、最高です! また「塩卵&肉鬆(肉でんぶ)」を選ぶと、とても台湾らしい味になります。甘じょっぱい味がお好きな方は、ぜひ挑戦してみてください。
こちらの店の味付けは、スイーツもドリンクも甘さ控えめなので、両方一緒に楽しめるのもいいところ。タロイモはねっとり感があるものの、サツマイモに比べると案外あっさりしており、カロリーもサツマイモの半分とのこと。
「連珍」は現在東京に二店舗あり、人形町店はテイクアウトのみ(飲食できるベンチがあります)ですが、高田馬場店ではイートインができます。メニューによってはお取り寄せもでき、しかも取り寄せできるメニューがどんどん増えています。詳しくは「連珍」のInstagramもチェックしてみてくださいね。
連珍 台湾タロイモスイーツ専門店
予約やお取り寄せは各店への電話、Instagramのダイレクトメッセージでお願いします。
連珍 人形町店
住所:東京都中央区日本橋人形町2-10-11 KYOE PLAZA(MAP)
営業時間:11:00-18:00
TEL:03-6810-9189
定休日:不定休
連珍 高田馬場店
住所:東京都新宿区高田馬場4-8-4 ORAGAビル1F(MAP)
営業時間:12:00-21:00
TEL:03-6625-0646
定休日:不定休
芋泥の食感がクセになる!新大久保駅直結「山海豆花」
JR新大久保駅真上の3階、フードコート「K,D,C,,, FOOD HALL」の4店舗中3店舗は台湾料理。その中の一店舗「山海豆花」は、豆花や台湾式かき氷(季節限定)、台湾式のドリンクなど楽しめる店です。
こちらの豆花やかき氷のトッピングとして選べるのが、芋泥(タロイモペースト)や芋圓(タロイモだんご)です。「山海豆花」の芋泥は、タロイモを完全につぶしてない絶妙な食感が持ち味。これはぜひ試しいただきたいです。おすすめは、絶品のゆでピーナッツとの組み合わせです。
もうひとつ、油條(中華式揚げパン)に芋泥と魚鬆(魚でんぶ)をのせた芋泥油條という、日本ではなかなか出会えそうもない組み合わせのメニューもあります。芋泥、魚鬆、油條、すべて手作り。ぜひお試しを!
山海豆花
東京都新宿区百人町1-10-15 JR新大久保駅ビル3F(MAP)
13:00-22:00
定休日:月曜
Instagram
※催事などの不定休はSNSを確認してください。
タロイモペースト×エッグタルトがクセになる!池袋「毒・糖水舗」
2023年10月にオープンした「毒・糖水舗」は、JR池袋駅北口エリアにある台湾スイーツ専門店。店頭には客家麻糬(モアチー:やわらかいお餅)やアボカドミルクなど、台湾の夜市で楽しむようなメニューが並んでいます。
タロイモを使ったメニューは、軽食もスイーツも豊富。いろいろなトッピングと一緒に食べられる招牌芋圓(おすすめタロイモだんご)、芋泥吐司(タロイモペーストをのせたトースト)、たっぷりの芋泥がのった芋泥蛋撻(タロイモペーストのせエッグタルト)など、試してほしいものばかり。
エッグタルトに芋泥をのせるというと贅沢な感じですが、皆さんの想像よりずっと甘さ控えめです。ちなみにエッグタルトだけ食べるのと、芋泥をのせるのと、両方試してみましたが、私は断然“芋泥のせ派”です!
毒・糖水舗
東京都豊島区池袋2-46-2トキワビル1F(MAP)
営業時間:12:00-22:00
定休日:月曜
Instagram
後編ではタロイモスイーツなどがお取り寄せできるお店と、タロイモペースト(芋泥)のレシピをご紹介します。お楽しみに!
後編はこちら>やみつき!タロイモの世界|タロイモをおうちで楽しむお取り寄せ&芋泥レシピ |
TEXT&PHOTO:はっしー
学生時代に中華圏の近代史を学び、中華POPSを愛聴。上海および香港在住を経て、現在は日本在住。中華料理は食べる専門だったのが、作るほうにも目を向けるようになったのはここ数年。上海界隈から南の沿岸部、香港、マカオ、台湾の味が好み。>過去記事はこちら