穫れたて野菜で東北菜三昧!これぞ味坊農家楽
農家楽らしいメニューとして印象に残ったのは、中国セロリを使ったさっぱりとした炒めものや、軽く干して燻製をかけた豚の頭と葉にんにくを使った農家回鍋肉。
回鍋肉は四川の味とはまた違って、甘めの味付けがなんともいえず田舎っぽい!中国の町場の食堂で食べるような趣です。
そして中国東北地方のうまいものといえば、忘れちゃいけない粉ものです。日本ではメニューとしてあまり見かけませんが、茴香(ういきょう:フェンネル)は餃子や包子の具の定番。これには羊名人のパンチと塩気が最高のトッピングに!
締めの麺は羊肉湯麺(ヤンロウタンミェン)。羊の白湯(パイタン)に、白くまったりとした中太麺がよく合います。
ところで、中国料理店でもなかなかお目にかかれないこのタイプの白い麺。絶妙な太さで、他にないよなあ…と思ったら、なんとこれかた味坊工場で手づくりしたそう。無かんすいの生麺は、口当たりのやさしい汁麺にぴったり。「これだよこれ」と思った人は少なくないはず!
買物はエンターテイメントだ!朝穫れ野菜に餃子も酸菜も大放出!
食事のあとの会場では、朝穫れ野菜の頒布会も行われました。当日並んだ野菜は、香菜、フェンネル(茴香)、青大根、中国セロリ、春菊、紅菜苔、ニラ、小松菜など。
販売する野菜は朝10時過ぎから仕分けを始め、工場1Fはまるで中国東北の農村の出荷作業場のように。新鮮野菜は見るだけでテンションが上がりますね。
なかでも非常に珍しいものが黄色の葉にんにく。これは日光を当てずに栽培したもので、日本では初めて見ました。黄ニラのような見た目ですが、味わいは葉ニンニクのピリッとした感じも残しつつ、緑よりマイルドです。
味坊自慢の餃子は、新作の中国セロリ入りと春菊入りを限定販売。そろそろ鍋シーズンに向けて酸菜も…ということで、酸菜白肉鍋(発酵白菜とゆで豚の鍋)を1回やるのにちょうどいいくらいの酸菜もも販売しました。これさえあれば、家ですぐに鍋ができますからね。
こうして盛況のうちに会はお開きに。当日、ご参加の皆様には中華・高橋から「羊名人」と「羊名人ふりかけ」がプレゼントされたほか、携帯サイズの「羊名人」もおまけでプレゼント。さらに無濾過5年物の紹興酒「紅琥珀(べにこはく)」の協賛と、宝酒造から「塔牌」の協賛をいただきました。
「羊名人」関連の宴会としては、四川料理店の「中國菜 老四川 飄香本店」で開催された「羊名人を楽しみ、味わい、学び、真の羊名人になる会」に次いで二回目ですが、今回もまた羊名人風味の可能性を感じる場となったのではないでしょうか。
TEXT&PHOTO&企画協力 サトタカ(佐藤貴子)