足掛け5年「羊フェスタ」で地道に手売りし、2019年より一般流通に乗った羊肉専用調味スパイス「羊名人(ようメ~じん)」。
企画者としてはアングラなバンドがメジャーデビューしたような眩しさが無きにしも非ずですが、これになんと、ふ、ふ、ふりかけ…!ができました。
今年の10月上旬から「日本橋 古樹軒」のオンラインショップや楽天市場店、「カルディコーヒーファーム」をはじめ、各小売店の店頭に並び始めています。
そんな新作「羊名人ふりかけ」は、料理にかけるだけでその風味を羊名人味に変える、ニュータイプのふりかけ。
誕生のきっかけは「展示会でサメ肉フリッターに羊名人味のふりかけを作ってかけて出してみたら、思いのほかウケがよかったから売ろう」ということで発売に至った、なかなかノリのいい商品です。
この新作の登場を知り、真っ先に喜んでくれたのが羊齧協会。振り返れば、80C(ハオチー)と羊齧協会は、協会が謎に包まれていた黎明期からの付き合いです。
そもそも「羊名人」も第1回「羊フェスタ」を機に生まれた商品。そこで「これを寿ぎたい!」と羊齧協会が企画したのが「祝!羊名人あらたなる船出。『羊名人ふりかけ』発売記念宴会」。11月8日(日)、人気の中国東北料理店「味坊」の新工場を1フロア貸し切って開催されました。
穫れたて中国野菜をもりもり食べる!農家楽(ノンジャーラ―)の愉悦
宴会のコンセプトは〈味坊農家楽 MEETS 羊名人&羊名人ふりかけ〉。その経緯は、メニュー打合せの際、オーナーの梁さんが最初に案内してくれた農園にあります。
聞けば、味坊集団では3年前から埼玉県八潮市で約300坪の農地を耕作。中国野菜とハーブを無農薬で栽培しており、現在店舗で使っている主要な野菜は、だいたいこの畑で収穫されたものだそう。
わさわさ生えた香菜やフェンネル、にょっきり青大根やピンピンとした唐辛子。これを見て、思わず口から出た言葉が「農家楽(ノンジャーラ―)!」だったのです!
農家楽(农家乐:ノンジャーラ―)とは中国の農家レストランのことで、主に中国の郊外にあり、都会人が休みの日にちょっと足を伸ばしてリフレッシュする場。新鮮野菜と絞めたての鶏に舌鼓を打ちつつ、大人は麻雀にうつつを抜かし、子供は敷地を駆け巡る…というこの世のプチ楽園です。
そんな田舎の農家楽を脳裏に描き、野菜畑を眺めながら、鼻息荒く決めたメニューは全12品。中国東北料理の軸をぶらさず、「羊名人ふりかけ」および「羊名人」とコラボしたこの宴会。いったいどんな料理が登場したのでしょうか?