第216回「わかば食堂」(2019.6.12)
一日料理長は、東陽町「ホテルイースト21東京 中国料理 桃園」関口敏大(さとし)さん[23歳・料理人歴5年/栃木県宇都宮市出身]でした。
料理長紹介用アンケートの料理人を志望した動機を「家族との思い出」と答えていた関口さん。
父親が料理人のためや、母親の食事作りの手伝いをしていたなど、小さい頃から料理を作る環境にいたためと答える人がよくいるので、そういった思い出があるのかと思いきや、小さい頃から家族で中国料理店に食べに行くことが多い家庭だったと、作る側でなく食べる側から、中華に目覚めたとのことでした。
調理師学校は一年制のところを出ており、その理由が、学校で学んでもすぐに現場では使えないだろうから、それだったら早く現場に出てもまれた方が身につくだろうと思ったからとのこと。
ところが、勤めているお店がホテルで、昨年から食事は社員食堂ですることとなってしまったため、賄い作りで料理の練習をする機会が無くなってしまったそう。
福利厚生など労働環境は働きやすいものの、料理人としてのスキルアップのための機会が限られてしまうのも、良し悪しだと言っていました。
普段は前菜担当とのことでしたが、今回一日料理長をやるにあたり、昔作った料理を思い出しつつアレンジも加えてみたとのこと。
お客様を前にして自分で考えた料理を提供できる機会は、良い経験になったのではないでしょうか。
当日のメニュー
- 主菜
- 前菜
- スープ
- デザート
>わかば食堂とは >facebookページ |
text & photo 小杉勉