第218回「わかば食堂」(2019.6.26)
一日料理長は、錦糸町「東武ホテルレバント東京」河野圭介さん[29歳・料理人歴2年/埼玉県入間市出身]でした。
毎週水曜日のランチだけ営業のわかば食堂ですが、次週より半年間休業となってしまう節目を、予備分も含めて全食完売で締めくくってくれた河野さん。
普段は、ホテルのビュッフェでお客さんを目の前にして炒飯を作ることもあり、調理している姿を写真や動画を撮られることもあるそう。
それでも今回の、自分の名前で自分の考えたメニューをオープンキッチンで提供するということには、腕が振るえるくらい緊張したとのことでした。
この日アシスタントにつき、第200回のわかば食堂で一日料理長を務めた當麻拓哉(たいまたくや)さんのことが、ホテル内でも取り上げられて話題になったそうで、この日はレストランの偉い人だけでなくホテルの偉い人も、わかば食堂を視察しに食べに来てくれたということも、緊張の原因になっていたのかもしれません。
しかし、端から見ている分にはそんなことは全く感じさせず、1回転目の提供も12時前に全て出し終えるという、記録的スムーズさでした。
年齢の割に、キャリアがまだ2年だというのは、高校卒業後に製造業に就職したからとのことで、数年働いた後に、自分のやりたかったことはこれではないと、もともと料理を作るのが好きだったことから、調理師学校に入りなおしたそう。
その時に、中国料理の先生の鍋を振る姿や、大きな包丁一本で何でもやってしまうことに格好良さを感じ、中国料理に進んだとのことです。
前職の時と比べると楽しくてしょうがないとのことで、この日もわかば食堂を終えてから、自分のお店の夜の営業に戻っていきました。

当日のメニュー

- 主菜

A:シラスと小梅のチャーハン 
B:豚肉の豆豉蒸し - 前菜

鶏肉のゴマソースがけ/人参のムース/蕪の赤ワイン甘酢漬け - スープ

野菜卵スープ - デザート

枝豆のプリン
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text & photo 小杉勉








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