「本場重慶小麺 東陽町店」の重慶小麺780円
「本場重慶小麺 東陽町店」の重慶小麺780円

[2020.3.11追記:閉店しました]

蘭州拉麺を提供するお店の出店が、地方へも広がるくらい、今や空前の蘭州拉麺ブーム。

そのブーム以前からちらほら見かけるようになってきていた重慶小麺も負けじと、料理名をそのまま店名にしたお店が、80C編集部からも歩いていけないこともない江東区役所のすぐ近くに、今年3月にオープンしました。

そこで、80C休刊中から何度か食べに行っていました。

本場重慶小麺 東陽店
本場重慶小麺 東陽店

初めは、ネットで見かけた「干溜麺」を食べようと思って行ったのですが、券売機には見当たらなかったので、王道の「重慶小麺」をいただくことに。

重慶小麺 780円
重慶小麺 780円

スープの赤々とした見かけとは裏腹に、それほど辛さはきつくないですね。今まで食べたことのある重慶小麺の中では、かなり食べやすい。とは言っても国内でしか食べたことはないので、これが現地のものと比べるとどうかということは、分かりません。

麺は平打ちの細麺
麺は平打ちの細麺

麺は細麺でしたが、太麺への変更も可能と貼り紙がしてあり、その横に目を移すと、初めに食べようと思っていたネットで見た「干溜麺」が「汁無し担担麺」に名前を変えた痕跡発見してしまいました。

麺は細麺、太麺選択可能
麺は細麺、太麺選択可能
汁無し担担麺
汁無し担担麺

ということで、後日出直していただいた「汁なし担担麺」がこちら。

汁無し担担麺880円
汁なし担担麺 880円

これは今まで食べてきたどの「汁なし担々麺」とも一線を画すビジュアルですね。元々「干溜麺」だったものを、日本人向けに「汁なし担担麺」としてしまったということでしょうか。

こちらは幅広麺を使用。メニュー写真とは違い、すでに麺とタレが和えられていました。「重慶小麺」の時とは逆に、思った以上に辛味が効いています。

麺は幅広麺を使用
麺は幅広麺を使用

そして、店名は「本場重慶小麺」なのに、イチオシなのは「孜然牛肉麺」なのも気になり、3度目の訪問。

重慶小麺よりもプッシュされている「孜然牛肉麺」
重慶小麺よりもプッシュされている「孜然牛肉麺」

これまた写真とはちょっと違った感じで、水菜やネギがどっさりとかかています。

孜然牛肉麺 1,080円
孜然牛肉麺 1,080円
孜然牛肉麺 1,080円
孜然牛肉麺 1,080円

こちらは「底に溜まったタレと良くかき混ぜてお召し上がりください」とのこと。

よくかき混ぜて、いただきます。
よくかき混ぜて、いただきます。

幅広麺はもっちりとした歯応え。「羊肉のクミン炒め(孜然羊肉)」のような、バリバリのクミン味なのかと思ったら、これまた裏をかかれて、そこまでスースーするほどではありませんでした。辛さもピリ辛で、クミンもほどほどなので、食べなれない人にも食べやすく仕上がっています。

刀削麺のようなもっりとした歯応えの幅広麺
刀削麺のようなもっりとした歯応えの幅広麺

「重慶小麺」、「汁無し担担麺 a.k.a.干溜麺」、「孜然牛肉麺」と、主だったものは制覇したかなと思ったら、「汁なし重慶小麺」がラインナップ。これまた気になり、4度目の訪問。

夏メニュー始めました。
夏メニュー始めました。
汁なし重慶小麺 880円
汁なし重慶小麺 880円

お店の人に聞くと、タレは「汁あり」の重慶小麺と一緒とのことでしたが、「汁あり」がそれほど辛く感じなかったのに対して、「汁なし」のこちらは、かき混ぜた箸を舐めただけでも、辛味が喉に走るような感じでした。汁がない分、辛さがストレートに伝わるのでしょうか。

それでも、スープの熱がないので、「汁あり」が汗をかきながらいただいたのに対して、「汁なし」は汗をかかず、確かに「夏に向けて」のメニューだと、やっとお店と意見が一致したのでした(笑)。

汁なし重慶小麺も、汁ありと同じ細麺使用
汁なし重慶小麺も、汁ありと同じ細麺使用
本場重慶小麺 東陽町店[閉店]
住所:東京都江東区東陽5-32-18(地図
電話:03-5632-1418
アクセス:東西線 東陽町駅 1番出口 徒歩3分
営業時間:11:00~15:00/17:00~22:00
定休日:無休(不定休あり)

 


text & photo 小杉勉