【食養生×ヨガ】東洋の叡智で身体をキレイに!春編
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春先に生じやすいのぼせ、頭の重さ、目の疲れ、肩や首が凝るといった症状は、今回の食養生のトピックでもある気欝(きうつ)が原因。HASYOGAインストラクターの髙橋ちひろ先生が、そんな不調を吹き飛ばす、春にぴったりの椅子ヨガ3ポーズをご紹介します。
ヨガ1 ひねりのポーズ
体側をひねって深く呼吸をすることで、筋肉だけでなく内臓を活性化し、全身の気を巡らせます。
椅子に浅く腰掛け、坐骨2本はしっかりと「大地」に押し付ける気持ちで、座面に押しつけます。体の正面で合掌します。
息を吸い、吐きながら体をねじって右手の肘を左足の膝の外側につけます。背中を丸めず、顔は体の正面からやや斜め上を向け、合掌した手は、胸の中央にまっすぐ。このポーズのまま鼻から吸って鼻から吐く呼吸を5回行います。
ゆっくりと元の位置に戻ります。今度は左手の肘を右足膝の外側につけ、背中を丸めず、顔は体の正面からやや斜め上を向け、合掌した手は、胸の中央にまっすぐ。同様に5呼吸行います。
ヨガ2 ひねりのポーズ応用編
椅子に浅く腰掛け、坐骨2本はしっかりと大地に押し付ける気持ちで、座面に押しつけます。
右手を伸ばしたまま床につけます。
左手をまっすぐ天に向かって伸ばします。床についた右手の延長線上に伸びるように。このポーズのまま鼻から吸って鼻から吐く呼吸を5回行います。
ゆっくりと元の位置に戻り、反対側の手で同じ動作を繰り返します。左手を床につけます。
右手をまっすぐ天に向かって伸ばします。床についた左手の延長線上に伸びるように。このポーズのまま鼻から吸って鼻から吐く呼吸を5回行います。
胸を開き、肩甲骨を動かしてほぐし、気の巡りをよくすることで、肩や首、背中のコリを解消します。前屈して頭を下げることで頭部の血流もアップするため、頭痛の解消や眼精疲労などにも効果があります。
椅子にやや深めに腰掛け、坐骨2本はしっかりと大地に押し付ける気持ちで、座面に押しつけます。背筋はしっかりと伸ばし、腰の後ろで両手を組み、胸を広げてひと呼吸。この時に肩甲骨が寄せられるのを感じてください。
一度息を吸って吐きながら上半身を折り曲げ、頭を下げながら後ろに回した両腕を上にあげていきます。このポーズのままこのポーズのまま鼻から吸って鼻から吐く呼吸を5回行います。
「呼吸に合わせて身体を動かして。足先、坐骨で大地を、伸ばした手の先に天を感じて、静かに自分を見つめていきましょう」と優しく誘導してくれる髙橋先生。
終わったときには、なんだか自分の身体と仲良くなれたことを実感させてくれるから不思議です。山中先生の食養生と合わせて、ぜひ実践してみてください。
次回予告“湿邪”を追い出し、むくみをとろう開催日:2014年6月14日(土)14:30~17:00費用 :3800円五臓のうち『脾』の特徴と働きについて学びます。 |
TEXT 吉谷環
PHOTO 佐藤貴子(ことばデザイン)