食べ歩きたくなる!都内&近郊でおすすめの豆花が食べられる店7選

日本で食べられる豆花は台湾式が中心。とはいえ、台湾式といっても個性いろいろ。そこで今回は、豆花そのもののおいしさに加えて、トッピングをはじめとするこだわりが感じられる店をご紹介します。

※店舗の住所等は末尾でご紹介しています。

大豆の風味はピカ一!朝絞って石膏で固める「ナカセンナリ豆花」

豆花、芋圓、きび砂糖シロップのかき氷をのせた組み合わせ。

ナカセンナリとは、長野県産大豆「中千成(なかせんなり)」のこと。店内で毎朝、こだわりの中千成大豆を絞っており、美味しい豆乳を使ったメニューが楽しめます。

おすすめは、絞りたての豆乳を石膏で固めた豆花に、手の込んだ芋圓の組み合わせ。また、土曜日限定で黒大豆や黒胡麻を使った黒胡麻豆花に出合えたら、ぜひこちらもどうぞ。

こちらは豆花専門店ではなく、昼間は台湾朝食、夜はお酒とアジア料理を提供。辛党向けに麻辣豆花もあります。

グレーに黒の粒粒が入っているのが黒胡麻豆花。ふつうの豆花と合わせ盛りもできます。
こちらは黒胡麻豆花に、米苔目(ミータイムー:米粉でできた麺、夏限定)、芋圓のトッピング。仕上げにほんのり甘い豆乳シロップをかけています。

トッピングは12種類!豆花教室も開催する「浅草豆花大王」

トッピングが常時12種類あり、選ぶ楽しさ、食べる楽しさを感じさせてくれる豆花専門店。石膏で固めたふるふるの豆花に、ゆで落花生、白玉団子、芋圓、タピオカなどのもちもち系や、ハトムギ、緑豆、白きくらげなど美肌にいいトッピングなど、自由に楽しめます。

シロップはきび砂糖、きび砂糖しょうが、黒ごま、杏仁などのチョイスが可能。また、豆花に豆乳をかけた豆漿豆花や、甘いものが苦手な方むけにピリ辛豆花が選べるのもうれしいところ。一年を通じて、温かい豆花と冷たい豆花の両方を提供しています。

店では豆花の作り方教室も開催。私は第1回目に参加させていただき、今は自宅で石膏を使った豆花を作れるようになりました。気になるかたはこちらもぜひ。

ピリ辛豆花。甘いものが苦手な方はぜひ!

麺茶トッピングができる!台南で修行し、現地の味を伝える「黒猫豆花」

トッピングはタピオカ、芋圓、緑豆、落花生、小豆に、麺茶が別添え。

台湾駐在中に豆花を100店舗以上食べ歩き、ついには台南の店で修行して、二子新地に専門店をオープンさせた豆花愛にあふれる店主の店。

トッピングのひとつに、はったい粉に似た麺茶があるのはこの店ならでは。麺茶は自分で振りかけて食べるスタイルで、入れるとちょっとした懐かしさを感じられる味になります。台南仕込みの豆花を日本でいただけるという至福がここに!

千葉産で地産地消!成田「台湾スイーツ&Healingcafe~月花~gekka」

トッピングは小豆、落花生、大ぶりの芋圓。

台北の有名豆花店「古早味豆花店」で豆花づくりを学んだ店主の店。成田に店を構えているだけあって、千葉県産大豆を使った豆乳、落花生、さつまいもまで千葉県産の地産地消です。見ての通り、トッピングがボリューミー! 小豆のゆで加減が絶妙なのも魅力です。

台湾を感じる粉粿と芋頭泥!秋葉原「東京豆花工房」

手前右側に見えるのが芋頭泥。レモンの輪切りを浮かべた檸檬シロップでいただきます。

2015年の年末に、都内初の台湾伝統豆花専門店としてオープン。トッピングなしのプレーンな豆花も、素材のおいしさがしみじみ感じられてよいのですが、ここではトッピングありに惹かれます。

その理由は、芋でんぷんで作られた、弾力のあるモチモチ食感の粉粿(フェングオ)や、タロイモをペースト状にした芋頭泥(ユゥトウニイ)と台湾らしいものが選べるから。

味わいもよく、毎回つい多めに頼んでしまうのも仕方なし。季節によってはシロップも何種類か選べます。

干し龍眼入り黒米トッピングはマストオーダー!「黒工号 上野店」

豆花と仙草ゼリーを両方いただけるのもこの店ならでは。器の上のほうにある赤紫色の穀類が黒米トッピング。

暑気払いなどに重宝する薬草である仙草(せんそう)を煮出してつくる、ゆるめのゼリーを嫩仙草といいます。こちらは専門店ですが、後からラインナップに加わった豆花も見逃せません。

特筆すべきはトッピングの黒米。黒米に干した龍眼を加え、台湾のお酒で煮てあってイチ推しです。アルコールが大丈夫な方はぜひ選んでみてください。アメ横散策の流れで店内立ち寄り、お持ち帰りもOKです。

日本のフルーツ×豆花=味よし、見た目よし!行徳「47台湾cafe」

平日はお弁当やパンのテイクアウト専門店、土曜は台湾、日曜はベトナムと、曜日によって違う業態の店になる「行徳デリキッチン」。土曜日は「47台湾cafe」となり、台湾料理のランチや豆花、台湾カステラを楽しめます。

こちらの豆花も石膏で固めたものです。トッピングは豆類や芋圓以外に、国内産のフルーツがトッピングされた豆花を季節限定で提供中。シャインマスカット、桃、りんご、柑橘類など、日本ならではのフルーツ豆花に挑戦できます。


ブームにはならないものの、2021年末に豆花の同人誌が販売されたり、メニューに載せる店が増えている豆花。昨今はコンビニ、スーパー、ファミレス、そして2021年には東京ディズニーシーにもトッピングに凝った豆花が登場しており、今後も目が離せません。

私も豆花好きとして、Googlemapに「日本国内豆花マップ」をつくり、豆花専門店に限らず、豆花を提供する店のオープンに気づいた際に更新しています。現在登録店は200か所超。こちらもご参考に、ぜひお気に入りの豆花を見つけてくださいね。

【はっしー作成】日本国内豆花MAP(適宜更新 閉店している場合はご容赦を)

記事でご紹介したお店 

※【】内は最寄り駅です。

ナカセンナリ豆花【浦安】
<特徴>中千成大豆を店内しぼり・石膏使用・甘くない豆花も用意
千葉県浦安市当代島1-9-27 1F
営業時間 9:30-13:00 17:00-22:00(21:00L.O.)水曜は17:00から営業
火曜定休
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浅草豆花大王【浅草】
<特徴>豊富なトッピング・石膏使用・甘くない豆花も用意・豆花教室開催
東京都台東区浅草4-43-4
営業時間 平日12:00-20:00 土日祝11:00-19:00
火曜定休
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黒猫豆花【二子新地】
<特徴>麺茶トッピング・台南で修行
神奈川県川崎市高津区二子2-7-40 フォーレスト多摩川102
営業時間 10:00-21:00
水曜定休
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オフィシャルサイト

台湾スイーツ&Healingcafe~月花~gekk【公津の杜(成田市)】
<特徴>台北の老舗人気店で修行
千葉県成田市大袋319-1 ミモザの杜D
カフェ営業時間 日月火木11:00-18:00
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オフィシャルブログ

東京豆花工房【秋葉原・淡路町・小川町】
<特徴>トッピングの粉粿(フェングオ)と芋頭泥(ユゥトウニイ)
東京都千代田区神田須田町1-19
営業時間 11:30-19:00
水曜定休
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オフィシャルサイト

 黒工号 上野店【上野・御徒町】
<特徴>黒米トッピングの味付け・台湾嫩仙草(仙草ゼリー)専門店
東京都台東区上野4-6-8
営業時間 11:00-21:30
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オフィシャルサイト

47台湾cafe【行徳】
<特徴>国産フルーツトッピング・石膏使用
千葉県市川市行徳駅前1-6-14
営業時間 土曜日の11:00-17:00
※土曜日以外は他の店舗が営業しています。
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※緊急事態宣言期間中およびまん延防止等重点措置がとられている期間をはじめ、営業日は営業時間が変更がある場合があります。最新の情報は店に直接お問い合わせください。
※当記事では、豆花のよみがなは、日本語検索に対応するため「トウファ」としています。