2021年のライチ摘み取り園(宮崎新富町農場・佐賀基山町農場)は7月1日(木)オープン予定です。 |
中国史に名を残す美女・楊貴妃の愛したフルーツとして知られるライチ。日本で入手できるのは、シロップ漬けの缶詰か冷凍がメインでしたが、6~7月は台湾等から空輸する生鮮品が登場。さらにここ最近では、宮崎県の果樹農家が力を入れて育ててきた国産ライチが少しずつではありますが、広まってきています。
中でも宮崎県のライチ栽培のパイオニアであるミキファームでは、ライチ摘み取り園を2010年にオープン。メインの収穫期間は6月下旬~7月下旬で、収穫は500g当たり500円(追記:2021年現在、100gあたり550円)。なんと2014年の土日は200~300人のお客様が訪れるほどの大盛況!
その背景を同社の大野さんに尋ねると、「苗はもともと海外から輸入したもので、それを試行錯誤しつつ育ててきて、かれこれ10年以上になります。その結果、今ではゴルフボールくらいの大粒ライチが収穫できるようになったんですよ。ともかく甘さとジューシーには自信があります」とのこと。
詩人の白居易は『荔枝日序』の中で「一日で色が変わり、二日で香りが変わり、三日で味が変わり、四日で色、香り、味のすべてがなくなってしまう(意訳)」と詠みましたが、ライチはそれほどまでに新鮮さが命のフルーツ。ならばぜひ、この手でもぎ取ってその芳香や瑞々しさを体験してみたいですよね…!しかし、宮崎は遠く、行けない…。
でも大丈夫です。そんな方には通販があります。贈答用に加え、ご家庭用ならサイズ無選別で500gと1kgが選べます(今年の価格はお電話でお問い合わせを)。気になる方は宮崎に行くか、もしくは今すぐ電話でご注文を。ライチの旬は今!今だけです!
2013年7月22日初出、2021年6月22日更新
TEXT サトタカ(佐藤貴子)
写真提供 ミキファーム