2019年2月16日(土)~17日(日)、駒沢オリンピック公園にて「中華春節燈籠祭・東京燈会2019」が開催されます。
同イベントは、中国の歴史と文化をディープに紹介する季刊誌『中國紀行CKRM』を発行する、アジア太平洋観光社を母体とする中華春節燈籠祭・東京燈会実行委員会の主催。
目玉は、中国の旧正月=春節の締めくくりに行う燈籠祭(ランタンフェスティバル)と、八大菜系(中国八大料理)が食べられる料理ブース。中国各地に伝わる名菜を、このイベントのために集結した凄腕シェフチーム「中華を旅する調理師団」が屋台形式で提供します。
都内のフェスは比較的早く終わるところも多い中、こちらはランタンの燈火もあるため、21時(17日は20時)までと遅くまで開催されているのもポイント。ランタンフェスティバルは都内初とのことで、期待が高まりますね。
中国八大料理ブースではどんな料理が食べられる?
中国八大料理とは、中国の料理を地方で分類したもの。日本で比較的知られている「四大料理」より、中国人にとってなじみのある分類で、魯菜(山東料理)、川菜(四川料理)、湘菜(湖南料理)、蘇菜(江蘇料理)、皖菜(安徽料理)、浙菜(浙江料理)、閩菜(福建料理)、粤菜(広東料理)の8つがそれにあたります。
今回イベントで提供する八大料理は合計21種類を予定。実行委員会に問い合わせたところ、発酵の技を生かした料理、フカヒレ、ナマコなどの高級食材を使った料理、日本ではほぼ食べられない郷土料理をはじめ、野外フェスとは思えないほど手のかかった料理も提供されることが判明。気になるラインナップはこちらです!
※料理写真は事前に撮影したものであり、実際に提供される形態とは異なります。
魯菜(山東料理)
発酵白菜と豚肉と春雨塩煮
水餃子
フカヒレと厚切りナマコ入り酸辣湯
川菜(四川料理)
西荻窪「仙ノ孫」特製ソースに絡めたヨダレ水餃子
花椒と唐辛子で炒めた鶏軟骨
牛バラ肉と大根の重慶火鍋煮
湘菜(湖南料理)
湖南発酵唐辛子ソース ハタの香り揚げ
毛沢東が愛した湖南式ピリ辛豚角煮
蘇菜(江蘇料理)
豚肉とナズナのワンタンスープ
さまざまな具が入った揚州風五目炒飯
江蘇省産上海蟹の蟹味噌入りフカヒレスープ
皖菜(安徽料理)
「菜香苑」の安徽料理人が伝授!もち米肉団子(糯米焼売)
「菜香苑」の安徽料理人が伝授!お茶と鶏肉のスープ
浙菜(浙江料理)
酒醸風味 黒胡麻餡入り白玉団子
手仕込み肉団子の黒酢酢豚
伝統的な杭州名物 東坡肉(トンポーロウ)
閩菜(福建料理)
一度食べたら忘れられない沙茶麺 ★沙茶麺(サテ麺)については「中国全省食巡り4」でご確認を!
タピオカとタロイモ入りココナッツミルク
粤菜(広東料理)
鶏、緑豆、干しエビの入った潮州粥
広東風焼きそば
蒸しカステラ 馬拉糕(マーラーカオ)
全メニューを一挙ご紹介いたしましたが、なかなか食べ出がありそうですよね。なお、両日たっぷりと料理をご用意していますが、すべての料理が売り切れた際には秘蔵メニューもあるそうです。
また、80C(ハオチー)では食に特化してご紹介しましたが、イベントではステージでの演芸披露や、小中学生を対象にした職業体験、伝統文化体験、スタンプラリーも行います。今週末の2月16日(土)、17日(日)、ぜひともお誘いあわせの上、駒沢公園までお出かけください。
中華春節燈篭祭・東京燈会2019 概要
日程:2019年2月16日(土)~17日(日)
時間:11:00~21:00(17日は20:00まで)※雨天決行
会場:駒沢オリンピック公園 総合運動場 中央広場(MAP)
入場無料 ※飲食は個別出店と八大料理ブースがあります。それぞれ料理や飲料は有料です。
開催内容
・中国地方別ランタンのライトアップ(オリジナル燈籠制作コーナーあり)
・料理、芸能、芸術、観光資源、歴史、経済など、様々な中国をご紹介
・中国に伝わる地方料理、伝統芸能、風景に関するブース展開
・中国に関係する商社、企業、団体、メディアブース展開
・中央ステージ:中国歌舞団による中国伝統芸能の披露、日中演芸の披露
・ミニステージ:日中伝統芸能披露、工芸士の実演
・中学生対象:日中職業体験企画(日中学童交流事業)
・小学生対象:中国伝統文化体験コーナー、スタンプラリー
◆主催:中華春節燈籠祭・東京燈会 実行委員会
TEXT サトタカ(佐藤貴子)
PHOTO 中華春節燈籠祭・東京燈会 実行委員会提供