九段で九龍気分！「錦福 香港美食」の港式焼腊飯

13時過ぎに伺ったところ、「お好きなお席にどうぞ」ということで、ガラス越しにキッチンが覗ける真正面のテーブルをゲット。

白基調に木目の喫茶店のような店内には、遅めのランチを楽しむ女性のお一人様が何人か食事しています。

ランチメニューは、潔く3種類のみ。せっかくなので色々味わいたいと、ここはやはり3種盛りを注文です。

サラダを食べながら、しばし待ちます。

そして、お料理の登場。

あれ？表の手書きメニューにはスープ付きとあったはずだけど、出てくる感じがなかったので店員さんに声をかけてしまったら、「今、ご用意しています」とのこと。

具なしでしたが、広東料理店のスープはしみじみとした味がイイ感じですよね。

そしてお待ちかね、まずは「焼肉」と書いて「シウヨッ」。

皮はカリカリバリバリで、少し塩味があります。弾力のある歯応えです。

続いて、蜜汁叉焼は甘みのあるタレをまとって、表面は歯応えがあるけど、中は軟らかジューシー。

そして3つめの薄切り肉は「何だこれ？」と再び店員さんに声をかけると、「牛のせんもん筋です」と聞こえたけど、よく聞き取れなかったので聞き返したら「スジ肉です」と略されてしまいました。

さらに突っ込んで聞く勇気がなかったので、後でネットで調べてみたら正解は「千本筋」でした。

舌ざわりはひんやり。香辛料の風味に心は九段から、九龍へといざなわれるのでした。

text & photo 小杉勉