中華の掲載は19軒、二つ星も登場!
12月4日(金)『ミシュランガイド東京 2016』が発売されました。
東京版の発売は今年で9年目。これまで中華好きからは「ミシュランの中華の選考基準はよくわからない」「掲載店舗が少ない」という声がありましたが、今年は中華料理カテゴリの掲載が増え、餃子カテゴリも合わせると22店舗となりました。以下に掲載店をご紹介します。
※()内は所在区/最寄り駅です。店舗名は『ミシュランガイド東京 2016』の表記ではなく、店舗が公表している名称にしています。
二つ星★★
御田町 桃の木(港区/三田・田町)
二つ星は「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理 ―熟練した技術で丹念に仕上げられた料理は、シェフの個性と能力をしっかり示している―」レストラン。小林シェフが腕を振るう「御田町 桃の木」は、もはやミシュラン常連店。昨年から一つ星が増え、二つ星に輝きました。
一つ星★
うずまき(港区/赤坂)
瑞雪(世田谷区/梅ケ丘)
センス(中央区/三越前)
富麗華(港区/麻布十番)
MASA’S KITCHEN(渋谷区/恵比寿)
一つ星は「そのカテゴリーで特においしい料理 ―常に良質な料理を提供している―」レストラン。今年新たに、柳沼シェフが腕を振るう「うずまき」が加わっています。
6段階で「快適度」を表現するスプーン&フォークのマークが3つ(非常に快適)あったのは、ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」の広東料理店「センス」。2つ(快適)は「富麗華(フレイカ)」「MASA’S KITCHEN(マサズキッチン)」でした。
ビフグルマン
チャイニーズレストラン Essense(港区/表参道)
ENGINE(新宿区/神楽坂)
jeeten(渋谷区/代々木上原)
中華香彩 JASMINE(渋谷区/広尾)
中華銘菜 圳陽(杉並区/東高円寺)
膳楽房(新宿区/神楽坂)
CHINA MOON(目黒区/学芸大学)
銀座天龍(中央区/銀座)
はしづめ(港区/広尾)
中国食酒坊 まつもと(杉並区/西荻窪)
中国四川料理 梅香(新宿区/神楽坂)
楽記(渋谷区/外苑前)
龍口酒家(渋谷区/幡ヶ谷)
ビフグルマンは「コストパフォーマンスの高いレストラン ―丁寧に作られた良質な料理が手ごろな価格で楽しめる―」レストラン。
具体的な基準は「5000円(サービス料、席料含む)以下で特におすすめの食事を提供している」というもので、今年中華カテゴリはここが一気に充実した模様です。
餃子
按田餃子(渋谷区/代々木上原)
餃子坊 豚八戒(杉並区/阿佐ヶ谷)
您好(渋谷区/幡ヶ谷)
餃子カテゴリは昨年は見られなかったため、今年新設された模様。それぞれ違った個性の店が掲載されています。
まとめ
魅力的な店が出揃った一方で、例年同様「この店はあるのに、なぜあの店が…」となるのが『ミシュランガイド』。80C編集部的には、今年も選定基準がいまひとつ見えてこなかったのですが、ひとつ言えるのは、2016年版は客単価3万円超レベルの高額な中国料理店は掲載されていなかった、ということです。
また、方向性としては、ジャンルに偏ることなく店を集めたレストランガイド&サービスになっていっているよう。
書籍の発売に先行してオープンした会員制サイト『CLUB MICHELIN』では、日本全国のレストランガイドの検索、会員限定メニューなどを提供中。ゴールド会員には予約代行コンシェルジュサービスなどを開始しており、実店舗へ誘導も促進していくようです。
11月末~12月初旬にかけては『ミシュランガイド東京』『東京最高のレストラン』、2年に一度『東京いい店 うまい店』と、さまざまなレストランガイドが出揃う時期。それぞれを見比べてみるのもおもしろいですね。