(※2020.7.27追記:同店は閉店しました。)
蘭州牛肉麺の「思泊湖®」に商標登録マークがついていると思ったら、こちらは本場蘭州発祥の蘭州牛肉麺チェーンの日本店なのですね。

続々と都内に増え続けている蘭州牛肉麺のお店ですが、最近は他店と差別化を図るためか、色々と個性的なサービスや商品ラインナップを始めてきているように思われます。
麺の太さやトッピングを選べるのはもはや当たり前と、こちらでは蘭州牛肉麺以外の麺の提供も始めていました。


そんな中に、このところ注目度も高まり、80C(ハオチー)でも特集したビャンビャン麺があるではありませんか。
場所的にも秋葉原近辺といえば、以前紹介したビャンビャン麺の「中華料理 慶」もあるところ。
これはハシゴして食べ比べも可能ですね。
店内はカウンター席が7席と、4人掛けのテーブル席が4卓。
麺打ちを見るならカウンター席がオススメですが、座ったままだと仕切りが高くて、手元が見づらいのが少し難点。

写真も撮らせてもらい時は、その旨を告げたら、生地をこねている間は、背後のステンレス貼りの壁に映った手元で進捗具合を見計らいながら、座って待ちましょう。
いよいよ麺を伸ばすという時になったら、立ち上がってシャッターチャンスを狙います。
同じ厨師さんが蘭州拉麺もビャンビャン麺も打っていたので、どちらの麺を打つかまでは事前に分からなかったので、撮った写真は蘭州拉麺の方になってしまいました。
一人一人注文順に麺を伸ばして作るので、先客が多いと少し待つこととなりますが、茹で上りが早いのと、麺打ちを見ている楽しさで、待ち時間も苦になりません。

こちらは、ビャンビャン麺の王道「油潑麺(ヨウポーミィェン)」の汁なし和え麺スタイル。
刻みニンニクと粉末唐辛子に、熱した油をかけて仕上げます。
その幅が特徴的な麺は、日本で提供されているビャンビャン麺ではスタンダードな2cm幅ぐらい。
中国で食べた物と比べると細めな感じもしますが、元々が1本の麺なので、これ以上幅広だと、かき混ぜて和えるのが大変になりそうです。
茹であがった後に水で〆ていたので、麺はカタもっちりといったコシのあるような食感。
厚みはそれほどでもないのに、見た目以上にしっかりとした噛み応えが味わえます。
そこに、モヤシ、キュウリ、チンゲン菜と、シャキシャキとした野菜の軽やかな歯応えがアクセントになり、無料サービスの大盛でも、ペロリと平らげてしまいました。
【閉店】思泊湖 蘭州牛肉麺 住所: 東京都千代田区外神田3-5-3 末広町ハイム102号室 (地図) アクセス:末広町駅 徒歩4分 電話:080-3791-8508 営業時間:11:15~15:30/17:30~21:00 |
text & photo 小杉勉