今年3月にオープンした飲食特化型商業施設「GEMS茅場町」にできた「美酒と愉しむ本格点心」をテーマにした広東料理のお店です。
エントランスには、お店の営業状況を表示する電光掲示が。この日は雨の13時過ぎと言うことで「待ち時間なし」ですんなり入店できました。
エレベーター前のランチ情報で「本日のランチ」をチェック。この日は、A「夏野菜たっぷり!冷やし中華」880円、B「チーズ担々リゾット」980円。その他に「おまかせ点心セット」1,500円もあり。
店内の調度品は香港から取り寄せ、テーブルやイスなどはオーダーメイドしたとのことで、1970~80年代の中国文化と西欧文化がミックスした香港をイメージしているとのこと。
しかし、1970~80年代の香港といえば、「昭和40年男」の自分にとってのイメージはカンフー映画=ジャッキー・チェン。そんな当時少年だったオジサンたちの心をくすぐるかのごとく、店内のそこかしこにジャッキー&カンフーのポスターが。
あまりにも興奮気味だったのか、写真を撮ってもいいかお店のスタッフさんに確認したところ「どうぞ、どうぞ」と店内を案内してくれて、撮らせてくれました。
壁際の個室をはさんで向こう側はランチタイムは喫煙席とのこと。ガラス越しにオープンキッチンになっています。
夜は中華バルとして紹興酒・日本酒・ワインなどを楽しめるよう、セラーに各種取り揃えています。
一通り店内を案内していただいて、席に着いたところで注文。本日のランチとおまかせ点心セットの内容を説明してくれます。限定20食のBランチ「チーズ担々リゾット」もまだ大丈夫とのことだったので、無料の大盛サービスもお願いしてBランチを注文してみました。
ぱっと見はまるで担々麺。こういった料理が現地にあるのかは分かりませんが、お店のコンセプト「中国文化と西欧文化がミックスした香港」を体現しているよう。
そして口に運ぶと、思いのほか辛さが効いていて、後味はきちんと担々麺のよう。中華粥のようにさらっと食べたいときもありますが、これはけっこお腹にもたまるので、ガッツリ食べたいときにはいいですね。
セットのマーラーカオは、「香港風の蒸しパンでしょ」くらいの今までの認識を覆すくらい、こんなにフカフカだったっけというくらい軟らか。ほんのりとした甘さも、辛くなった口に心地よい。(提供が遅くなってしまったと、やわらか杏仁豆腐もサービスしてくれました。)
食べていると、またスタッフさんが話しかけてきてくれて、話しが「やっぱりジャッキーはイイですよね」となった時、「あれは気づきましたか」と教えてくれたのが、ジャッキー・チェンの先達、ブルース・リーが映画『燃えよドラゴン』の冒頭で言ったこちらの名ゼリフ。
「30代~60代の男性がバルのようにお酒を飲みながら楽しむ飲茶」をコンセプトにしたというこちらは、私のような「昭和40年男」には、まさに「Don’t think! Feeeeeel!」で楽しめるお店でした。
真不同(チェンプートン) 飲茶倶楽部 茅場町店 住所:東京都中央区新川1-1-7 GEMS茅場町3F(地図) 電話:03-6262-8218 アクセス:東京メトロ日比谷線、東西線「茅場町」駅、4B出口より徒歩2分 営業時間: 月~金 ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00) 月~金 ディナー 17:00~23:00(Food L.O.22:00/Drink L.O.22:30) 土 12:00~22:00 ※通し営業(Food L.O.21:00/Drink L.O.21:30) 定休日:日曜、不定休 |
text & photo 小杉勉