(※2020.3.31追記:同店は閉店しました。)
2018年10月1日、銀座にオープンした湖北料理「珞珈壹号(かっかいちごう)」で、中国五大麺のひとつ武漢熱乾麺(武汉热干面)が日本でも食べられるようになりましたが、その後続くお店がなかなか現れないと思っていたら、同じ月の31日に荒川区西尾久にオープンした南北麺館でも熱乾麺を提供していました。
しかもこちら、一店舗で中国五大麺がいただけると言う、貴重なお店です。
どの麺をBIG5とするかについては諸説ありますが、こちらでいただけるのは①熱乾麺の他に、②北京炸醤麺、③山西刀削麺、④四川担担麺、⑤広東伊府麺の五種類。
銀座の熱乾麺が1,000円オーバーと銀座価格のところ、こちの熱乾麺は700円と庶民価格でいただけるのも嬉しいところです。
最寄駅は、宇都宮線・高崎線で上野からひと駅の尾久駅。(地名の尾久は荒川区だけど、尾久駅は北区昭和町)
駅前の大通りを上野方向に進み、熱乾麺のノボリが立った2つめの信号のところに左折すると、お店があります。
テーブル席6席+4席、カウンター席3席の合計13席とこじんまりとしたお店です。
料理の受け取りと食器の返却はセルフサービスと貼り紙されていましたが、お店が空いていたので、テーブルまで運んでくれました。
ご主人は麺料理の豊富な山西省出身で、奥様が熱乾麺の本場武漢出身とのことでしたが、お店の熱乾麺は、少し日本人向けにアレンジしているとのこと。
五大麺の説明書きの熱乾麺のところにも「当店の改良として、肉みそ、つぶしピーナッツをいれて、一層美味しい」とありましたが、担担麺が汁なしから汁ありに改良されたような大幅チェンジではなく、現地風にプラスアルファとして具を豊かにして、見栄えや食べ応えを良くしたと言ったところでしょうか。
ちなみに、北京で食べたことのある热干面はこんな感じでした。
見た目や麺自体は違う感じもしますが、やや太麺で、汁気のほとんどないゴマダレで和えて食べる、もさもさした感じなんだけど、のびたのとは違って嫌じゃない食感は、中国で食べた熱乾麺を思い出すような味です。
お好みでどうぞと小皿に添えられてきた辣醤を加えると、少量ながらもピリッと引き締まった辛さになり、これもアレンジなのかわかりませんが良かったです。
【閉店】南北麺館 住所: 東京都荒川区西尾久4-24-8 エスカイア西尾久1F (地図) アクセス:JR 尾久駅 徒歩7分 電話:03-6807-6943 |
text & photo 小杉勉