第210回「わかば食堂」(2019.4.17)
一日料理長は、つくば「オークラフロンティアホテルつくば 中国料理 桃花林」齋藤雄二さん[33歳・料理人歴12年/茨城県かすみがうら市出身]でした。
前回が天候不順でお客様の足が遠のいてしまったのとは打って変わって、今回は好天にも恵まれ、多くのお客様に足をお運びいただき、限定数量を越えてスタッフ賄い用に用意している分もご提供するくらいの大盛況に。
そのため普段よりも50分近く閉店時間が伸びてしまいましたが、「終わってしまえば、あっという間でした」と齋藤さん。
この日提供した油淋鶏は、鶏の唐揚げに油淋鶏の甘酢風味タレをかけただけのものではなく、油淋鶏本来の調理法「たっぷりの油の中に入れ、熱々の油をおたまですくいかけながら、鶏の表面がパリパリッとなるように仕上げ」た本格派。
そのため油淋鶏が大人気で、たくさんいらっしゃったお客様の注文をこなすのに1人では手が足りなくなってしまい、アシスタントについてくれた第182回わかば食堂で一日料理長を務めてくれた八角さんも調理に加わり、ダブル料理長のような状況になってしまう場面もありました。
勤めているホテルのレストランで提供したら、わかば食堂の倍以上の値段になるという内容に、この日お越しいただき食べられたお客様には大満足、出遅れて売切れてしまって食べられなかったお客様には悔やまれるものとなりました。
得意料理は前菜料理と答えており、普段は鍋を振っていないとのことで、賄いの時には、鍋を振り続けて疲れた左腕をずっと揉んでいました。
当日のメニュー
- 主菜
- 前菜
- スープ
- デザート
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text & photo 小杉勉