第178回「わかば食堂」(2018.6.13)
一日料理長は、「エルシャンテ追浜 中国料理 杏花飯店(きょうかはんてん)」石井裕了(いしいひろあき)さん[35歳・料理人歴15年/千葉県千葉市出身]でした。
年齢制限の上限の「わかば食堂」ではベテランの部類に入る石井さん。それでも、普段はお客様の目に触れない厨房で料理しているので、今回オープンキッチンでお客様を目の前にして、見られていることを意識しながら調理することは、「料理を作っている実感がいつも以上に有り、良い経験になりました」と言っていました。
今回どの料理をやるかにあたっては、自分としては得意でもあり作り手によって個性のでる麻婆豆腐をやりたかったのだけれど、あまりにもメジャー料理過ぎるということでお店の料理長からOKが出なかったとのこと。
そこで、和食の技術を取り入れたり、地元の食材を取り入れたりした今回の料理に落ち着いたとのことで、「やりたいモノはできなかったけど、やりたいコトはできました」と言っていました。
数年のうちに地元に戻って開業したいとのことですが、「そこに行く目的がなければ来ない房総半島の先端の千倉なので、人がいないのをどうするか」とのこと。
現在勤めている三浦半島の追浜も、近隣の工場勤務の方が通勤で利用するだけで、常連さん以外はなかなか使ってもらえないと似たような状況があるよう。しかし、どちらも半島ということで海の幸には恵まれているので、今回の「わかば食堂」の料理のように地元の食材を使うなど、現在の経験が活かされそうでした。

第178回「わかば食堂」
当日のメニュー

- 主菜


- 前菜


- スープ

- デザート

>わかば食堂とは |
text & photo 小杉勉