東京都内でおすすめの胡椒餅の店3選

焼きたての肉汁流出は不可抗力!『台湾老劉胡椒餅 町田店』

『台湾老劉胡椒餅 町田店』の胡椒餅。タイミングがよければ焼きたてを受け取れます。

台北市内の人気店『天母老劉胡椒餅』で修行した2人が、2022年9月30日に開業した『台湾老劉胡椒餅 町田店』。

オープン前からInstagramで店ができていく様子を紹介していたので楽しみにしていましたが、実際に店の前に立ってみると、胡椒餅を包んだり、窯で焼いている様子がガラス越しによく見え、とてもわくわくします。

町田店のイートインスペースは4席。奥に手洗い場があるので、手が汚れても安心。

約40分間隔で焼き上がる胡椒餅。焼きたてのアツアツをその場でいただくと、生地の外側はカリッ、中はモチッ。中には大きめにカットされた豚肉と葱がギュギュッと詰まっていて、食べごたえ十分!

劉さん特製、門外不出のオリジナルスパイスは、胡椒餅の名のとおり胡椒がピリッと効いて、肉のおいしさを引き立てていました。

胡椒餅を入れるオリジナルの袋。柄違いもあり、複数買いたくなります。

焼きたてなので、溢れ出てくる肉汁がこぼれないように気を付けて食べましたが、肉汁流出は不可抗力! やけどしないように気を付けてくださいね。

また、口の中をすっきりさせてくれるのが、4種類の茶葉から選べる水出し台湾茶。鉄観音茶、蜜香紅茶、四季春茶、白桃烏龍茶から選べます。

『台湾老劉胡椒餅 町田店』の胡椒餅と鉄観音茶。

11月1日に吉祥寺店がソフトオープンを控え、町田店では年内に牛肉バージョンの胡椒餅も登場予定だそう。今後の展開も楽しみな胡椒餅ブランドとなりそうです。

胡椒がガツン!『四ツ谷一餅堂』は焼き菓子も美味!

『四ツ谷一餅堂』の胡椒餅。

2020年10月19日のオープン以来、東京の胡椒餅シーンを牽引してきた『四ツ谷一餅堂』。窯で焼き上げる胡椒餅は、皮の外側がパリッパリ。餡は、今回ご紹介する店の中で最も胡椒がガツンと効いていると感じます。

こちらが参考にしている台湾の胡椒餅店は、台湾南部の都市・嘉義の『張家艋舺正元祖胡椒餅』。店の方に話を聞くと、台北でも地方都市でも、胡椒餅の看板を見つけたら必ず食べ、理想の胡椒餅を探した上で、現在の『四ツ谷一餅堂』の胡椒餅が完成しているそう。

「やっと台湾に行きやすくなってきたので、現地で新しいお店を開拓し、更に美味しい胡椒餅を作り上げたいです」と話してくださいました。

『四ツ谷一餅堂』の胡椒餅と紅茶豆漿(豆乳)。

『四ツ谷一餅堂』は、胡椒餅だけでなく、焼餅(シャオビン:台湾式パン)や鹹豆漿(シェンドウジャン:豆乳スープ)、紫芋酥(ムラサキイモパイ)、花生餅(ピーナッツ餡入りパイ)、花生酥(ほろほろのピーナッツ焼き菓子)、方塊酥(嘉義名物。ザクッとした四角いごまクッキー)といったものまで楽しめるのも嬉しいところ。私はオープン時からこちらの焼き菓子が大好きです。

焼き菓子も充実。

店内で胡椒餅の提供を始めるのは午前11時から。台湾ビールも注文できるので、胡椒餅と台湾ビールを一緒に楽しめますよ。

『四ツ谷一餅堂』の外看板。

台北、東京、吉祥寺。3種の胡椒餅が楽しめる『囍茶東京(キキチャトーキョー)』

『囍茶東京(キキチャトーキョー)』の胡椒餅。

前出の二店舗は窯で焼いた胡椒餅でしたが、吉祥寺の『囍茶東京(キキチャトーキョー)』は、オーブンで焼き上げる胡椒餅が楽しめます。

修行先だった台湾桃園市の胡椒餅専門店『喫餅』のオーナーさんが研究熱心で、オーブンで焼く美味しい胡椒餅を伝授してくださったとのこと。

注文した胡椒餅は台北スタイル(豚&ネギ)。ドリンクは東宝美人ミルクティー。お茶はオリジナルボトルで提供されます。

基本は『喫餅』の味を踏襲しつつ、『囍茶東京』のオリジナリティも加えた胡椒餅は、豚と葱の「台北スタイル」、豚とチーズの「東京スタイル」、黒ごま餡&マスカルポーネの「吉祥寺スタイル」の3種類。

「台北スタイル」は胡椒や五香粉が効いているものの、胡椒がやや控えめなので食べやすく感じました。

中に肉餡がみっちり。胡椒は効いてみても強すぎないので万人に食べやすい『囍茶東京』の胡椒餅。

店は井の頭恩賜公園のそばにあり、なんと年中無休。胡椒餅は予約もできます。当日でも電話で予約して、ぜひ焼きたてのアツアツを手に入れてくださいね。

『囍茶東京』外観。

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