年末恒例! 2023年、80C(ハオチー)のXアカウントでで世間をちょっとだけざわつかせたつぶやきをランキング形式で一挙紹介します。

◆80C(ハオチー)X(旧Twitter)概要◆
フォロワー:3万6595人(2022年12月27日現在)
【ランキングの算出方法】
2023年1月1日~2023年12月25日に投稿した80C独自のツイート、自他アカウントの引用リツイートのインプレッション数(表示回数)の上位10ツイートを掲載。自他アカウントの単純リツイートはカウントしていません。

1位|一皿で二度おいしい!「沙漠之月」のつゆだくトマたまレシピ

中国家庭料理の定番、トマトと卵の炒めもの。この料理を「つゆだくか?つゆなしか?」という切り口で紹介したトマたまシリーズ前編、「沙漠之月」のトマト卵炒めが2023年のツイートランキング1位!

後半戦に麺を入れて絡めて食べることを想定してつくる英英さんに技アリ! いやぁ、学びになりました。

なお、同じ料理を切り口を変えてご紹介した2つの投稿も反響が大きく、投稿を合計すると1,404,907インプレッションに。後続の2つの投稿もTOP10に入りましたが、同じ記事の紹介ということで今回は外しています。[2023年5月:696,317インプレッション]

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2位|たった2本で大満足!「中国茶蓺苑 馥」のビャンビャン麺 

ビャン人気衰えず! ツイート2位は、中国文化関連の展示でおなじみ、飯田橋の「日中友好会館」。「中国茶蓺苑 馥」のビャンビャン麺です。

「麺2本しかないから、下からよく混ぜるね」と提供された麺は超幅広。思えば手打ちのビャンビャン麺って、4本とか6本とか本数が少なく異様に長いんですよね。なかでも2本はインパクト大。味わいもニンニクがっつりでインパクト大![2023年10月:651,610インプレッション]

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3位|山手線で行ける台湾「マンション台北」の爌肉飯セット 

肉塊強し! 2023年冬にオープンしたばかりの「マンション台北」の爌肉飯(コウロウファン)セットです。団地の個人宅といった感じのドアを開けると、そこは台湾。茶碗の上に、くるっと丸めた大きな肉塊がどどん。

同店は江戸川橋「FUJI COMMUNICATION」、白山「鶯嶁荘 also」など台湾ストリートフードを手掛ける合同会社alsoの新店舗。相変わらず心を掴むセンス抜群です。[2023年12月:362,356インプレッション]

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4位|追悼。陳建一さんの麻婆豆腐(動画)

「これねぇ。麻婆豆腐らしくなったんだけど。これじゃ全然だめなの。今から麻婆豆腐の醍醐味がある。今からもう完全に火を通すよ」

『料理の鉄人』等の出演で、誰もが知る国民的料理人となった陳建一さんが2023年3月11日逝去。80Cでは追悼の意を込め、中国料理人とともに厨房に入れていただき、看板料理である麻婆豆腐を教えていただいた思い出をご紹介しました。

建一さんの姿はみんなの記憶にあるからでしょう。非常に多くリツイートされた投稿でもありました。サービス精神と笑顔を絶やさない方でしたね。[2023年3月:357,946インプレッション]

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5位|飲茶三昧!すかいらーくグループに点心専門店「桃菜」爆誕

5位は、すかいらーくグループの点心食べ放題店「桃菜(とうさい)」誕生の経緯を紹介したマイナビニュースのシェアがランクイン!

「桃菜」のルーツは「バーミヤン」の一部店舗で試験的に実施され、大好評に終わった「飲茶食べ放題」。現在は食べ放題が2,419円~、飲茶セット1,419円~。

単品メニューも充実しており、すでに東京7店舗、埼玉1店舗と首都圏を中心に店舗数を拡大中。ファミレスチェーンがこうした業態を手掛けると、飲茶をぐぐっと身近に感じさせてくれますね。[2023年1月:307,804インプレッション]

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6位|福岡から浅草へ。四川料理「巴蜀」再始動 

80Cが始まった頃に熱量の高いブログを発見し、福岡市東月隈時代から応援していた「四川料理 巴蜀」が、11月26日に東京・浅草で再始動。案内状をアップしただけなのに、これだけよく見られるとは…!

同店を知っている人が口々に話題にしたことから、話題が話題を呼んだ投稿でした。[2023年11月:284,560インプレッション]

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7位|一清二白三紅四緑五黄!水道橋に「花臨蘭州牛肉麺」がオープン 

「今日の水道橋」と題して、JR水道橋駅西口そばに貼り出された蘭州牛肉麺の青い看板。ただそれだけなのに大きく注目されたのは、手延べ手打ちの麺の強さでしょうか。蘭州牛肉麺もビャンビャン麺同様、根強い人気がありますね。[2023年8月:240,232インプレッション]

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8位|池袋「民記煲仔飯」の中国ソーセージとラーロウ土鍋ご飯 

香港の冬の味覚といえば、具をのせて土鍋で炊き上げる煲仔飯(ボウジャイファン)。8位は池袋北口すぐの場所に2023年11月オープンした煲仔飯専門店「民記煲仔飯」の一品です。

具に選んだのは、香腸(中華の腸詰)と腊肉(中華の干し肉)の肉ダブル。卓上の特製醤油をジュッと回しかけ、土鍋に焦げ付いた長粒米をおこげと、味わい深い具を一緒に噛みしめるのがたまりません。

ひとつずつ土鍋で炊くため、時間はかかりますが、そのぶんおいしさもひとしお。日本でも提供する店が少し増えてきたのが嬉しいですね。[2023年11月:310,750インプレッション]

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9位|ゼラチン不要!広東式しょうがミルクプリンの作り方 

記事を公開したのは2014年。なんと9年以上も見られている記事「失敗しない広東式しょうがミルクプリン「薑汁撞奶」の作り方」がが9位にランクイン!

プリンというとたまごをいれて蒸し固めたり、何等かの凝固剤で冷やし固めるのが基本ですが、こちらの材料はしょうが、牛乳、砂糖のみ。もともとは水牛のミルクで作られており、味の違いを比較した流れでレシピもご紹介しました。

作り方を紹介してくれたのは、現在、港区白金の「ShinoiS」でオーナーシェフとして腕を振るう、篠原裕幸さん。温かくても冷たくてもおいしくいただけるので、この冬温かいバージョンで作ってみては。[2023年4月:245,067インプレッション]

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10位|今年もセブンイレブン、ビャン気分!赤坂四川飯店監修ビャンビャン麺

昨年Twitterインプレッション1位を獲得したセブンイレブンのビャンビャン麺ですが、今年は赤坂四川飯店の監修で再登場。その食レポが10位にランクイン!

温めてフタを開けるとネギの香りがふわり。さらに添付の花椒粉で中国料理らしい香りを重視した一杯で、食欲をそそる濃厚ごまだれ味はランチによし、つまみによし。ビャンの裾野は広がってますね。[2023年9月:263,638インプレッション]

2023年のツイートは、80Cではおなじみのビャンビャン麺、新店ニュース、記事と連動してレシピが注目を集めました。

総じてX(旧Twitter)では、買うのも作るのもハードルが高くないものが支持されれており、旧作を掘り起こしたしょうがミルクプリンの作り方もよく見られています。記事が長く愛される仕掛けがTwitterとの連動にあるというのも80Cの特徴のひとつ。来年も両輪でしっかり頑張って参ります!

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TEXT:サトタカ(佐藤貴子)
ランキング集計:コスギ(小杉勉)