贈り物にもおすすめ!日本で楽しめる台湾菓子
台湾式の中華菓子を店舗で手作りする『四ツ谷一餅堂』
胡椒餅の特集でもご紹介した『四ツ谷一餅堂』は、台湾式の中華菓子も得意な店。2023年からは、オーナーの浅古さんが台湾で習ってきた緑豆椪(リュドウポン)も販売しており、ラインナップがさらに充実しています。
どのお菓子も、店内で餡も皮もすべて手作り。おすすめの緑豆椪は、白くホロホロ、サクサクとした中華パイ生地の中に緑豆餡が入った逸品です。緑豆椪が毎日必ずしもあるわけではないのですが、見つけたらぜひ試してみてください。
また、蛋黄酥や塩たまご入りの月餅は、どちらも黒ゴマ入りの小豆餡を使っています。こちらの塩たまごはかなり食べやすく、塩たまごが苦手な方もチャレンジしてみてほしいです。餡は共通なので、両方買うと、生地の違いを楽しめます。
自分で緑豆椪や鳳梨酥を作ってみるとわかるのですが、中華菓子は、生地はまだしも餡を作るのがなかなか大変です。
『四ツ谷一餅堂』のようにずらりと中華菓子が並んでいて、どの品もとても美味しいというのは本当にありがたいこと。窯焼き胡椒餅も大人気ですが、ぜひ一緒に台湾式の中華菓子や台湾茶を味わってみてください。
四ツ谷一餅堂
東京都新宿区四谷1-17-18(MAP)
営業時間 8:00-18:00
日・月・木曜定休
TEL 03-5639-9292
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1867年創業。老舗菓子店の日本支店「郭元益(グォユェンイー)日本橋店」
書店と手仕事を融合させた、台湾発の文化的拠点「誠品生活日本橋」。その中に、台湾の老舗中華菓子店「郭元益(グォユェンイー)」の海外1号店があります。
ここは台湾らくがんや、パイナップル菓子などが並び、オリジナルの素敵な箱に入った中華菓子が揃っており、ちょっとした手土産を買うのに重宝する店。中秋節の時期に店頭でおすすめしていたのは、2種類の蛋黃酥です。
まず、塩たまごが入った小豆餡のパイが「迷你金沙蛋黃酥」。こちらは塩たまごが細切りになってふわりとした状態で入っているため、口当たりは軽やか。ミニサイズで食べやすいこともあり、初めて蛋黃酥を食べる方にもおすすめです。
主張の強すぎない塩卵と、小豆餡やバターの入ったパイ生地との相性は抜群! ほんの少し甘じょっぱい、日本にはない味が楽しめます。
また、台湾が誇るパイナップル、「17號金鑽(台農17號)」に、塩卵とカスタードを加えた甘酸っぱい餡を、サクサクのパイ生地で包んだ「迷你鳳梨奶黃酥」は、洋菓子に近い印象で、どなたにも食べやすい味わいです。
中華菓子の世界でも、原材料は世界中から集められていますが、パイナップルと塩卵はしっかり台湾産であるところにこだわりを感じますね。
郭元益(グォユェンイー)日本橋店
東京都中央区日本橋室町3-2-1 コレド室町テラス2F(MAP)
営業時間 平日11:00ー20:00 土日祝10:00-20:00
電話 03-6665-0499
Instagram|Facebook|ECサイト(楽天市場店)|amazon|
中秋節の前後、台湾の中華菓子は、この時期ならでは限定品も登場しつつ、売り場がにぎやかになります。塩たまご入りをはじめ、本当にいろいろあるので、この時期は「見かけたら試してみる」という精神で召し上がってみてはいかがでしょう。
TEXT&PHOTO:はっしー
学生時代に中華圏の近代史を学び、中華POPSを愛聴。上海および香港在住を経て、現在は日本在住。中華料理は食べる専門だったのが、作るほうにも目を向けるようになったのはここ数年。上海界隈から南の沿岸部、香港、マカオ、台湾の味が好み。>過去記事はこちら