2019年もあとわずか。今年も中華のことは80C(ハオチー)で、楽しんでいただけましたでしょうか。

さて、年末は毎年恒例のランキング。今年公開した記事88本の中から、最も多くの方に見られたものをカウントダウンでご紹介します。

さらに今年盛り上がったtwitterの1,879Tweetの反響と動向を踏まえ、編集部が今年の注目トピックを選出。来年の中華トレンドが見えるかも…?

2019年、80Cで最も見られた記事ベスト10

ランキング算出方法:2018年12月30日~2019年12月26日に公開された記事の中で、80CウェブサイトのPV(ページビュー)と、記事を配信しているスマートニュース、LINEニュース経由のPVを合算。1記事が複数ページに渡る場合、トップページのPVをカウントしています。

 

[10位] 辛い!臭い!もう一杯っ!湖南省長沙で食べるべき料理3選

一説によると、湖南人は年間一人あたり50kgの唐辛子を消費するとか。唐辛子から生まれる様々な辣味(辛味)が楽しめる湖南料理ですが、はたして現地は激辛料理ばかりなのか…!? 酒徒連載「中国全省食巡り」から、湖南省長沙編がランクイン!
(2019年3月20日初出|原稿・撮影:酒徒|編集:サトタカ)

中国全省食巡り10|辛い!臭い!もう一杯っ!唐辛子と臭豆腐名物の湖南省長沙で食べるべき料理3選

[9位] B級グルメど真ん中!福建小吃「日本沙県食坊」が御徒町にオープン

昨年は世界最大の飲食チェーン店「沙県小吃」の日本初上陸が話題になりましたが、その勢いを受け、2019年にオープンしたのが「日本沙県食坊」。看板のキャッチコピーはズバリ直球「中国B級グルメレストラン」。店名もメニュー構成も本家とそっくりですが、福建省名物の小吃、福建風バーガー(光餅夹)、揚げUFO(海蛎餅)も楽しめます。
(2019年5月22日初出|原稿・撮影・編集:コスギ)

B級グルメと侮るなかれ!福建小吃の「日本沙県食坊」が東京・御徒町にオープン

[8位] 人気四川料理店プロデュース!上野「チャンドゥ・ハウス」のランチ

上野の人気四川料理店「晴々飯店」がプロデュースした四川料理店が4月にオープン。「チャンドゥ」とは成都(chengdu)の中国語読み。店名のとおり「マオツァイ(冒菜:四川のカジュアルな煮込み料理)」や、キャベツを使わない「リアル回鍋肉」など、成都で食べられるような料理を大プッシュ。
(2019年5月17日初出|原稿・撮影・編集:コスギ)

ランチメニューをカスタマイズ!上野の人気四川料理店がプロデュースの新店「チャンドゥ・ハウス」

[7位] 極上のビール&海鮮祭りに水餃子!山東省青島で食べるべき料理3選

青島といえばビールで有名。しかし本場で味わう生の青島ビールは、日本で飲まれているそれとは全然、まったく、叫びたくなるほど別物です。イチオシは原漿(無濾過ラガー)。そこに皮むちむちの餃子をガブリ、海鮮料理でぐびー。そう、青島は日本人が欲する三大要素が揃った、夢の楽園!
(2019年2月20日初出|原稿・撮影:酒徒|編集:サトタカ)

中国全省食巡り9|極上ビールと多彩な海鮮&水餃子のマリアージュ!山東省青島で食べるべき料理3選

[6位] 中国辣椒の郷!貴州省遵義出身の姉妹が営む「貴州火鍋」が新小岩にオープン

中国料理最後の黒船、恐らく本邦初!? の貴州料理専門店が新小岩にオープン。貴州のなかでも、高品質な唐辛子の産地として名高い遵義出身の姉妹が腕を振るいます。メニューには貴州の家庭料理が充実。もはやここは貴州の辣椒文化と発酵文化の発信拠点!
(2019年6月24日初出|原稿・撮影・編集:サトタカ)

唐辛子の辛さは中国トップレベル!貴州省遵義出身の姉妹が営む「貴州火鍋」in新小岩

[5位] 中国五大麺を西尾久で制覇!「南北麺館」

三大〇〇的なものは世界中にありますが、なんとこちらは「中国五大麺」がいただける稀有な店。どの麺をBIG5とするかは諸説ありますが、ここでは①武漢熱乾麺 ②北京炸醤麺 ③山西刀削麺 ④四川担担麺 ⑤広東伊府麺の5種類を提供。記事では食べると口中の水分がすべて持っていかれる武漢熱乾麺をレポート。
(2019年4月16日初出|原稿・撮影・編集:コスギ)

住宅街の知る人ぞ知る中国五大麺の店!尾久「南北麺館」の熱乾麺700円

[4位] 江南人から嬉しい悲鳴!Twitterで葱油拌麺が大ブレイク!大久保「蘇園餛飩」

蘇州出身の店主が2019年9月に開いた蘇州小吃の店。名物は5色の大餛飩(わんたん)ですが、80C(ハオチー)で注目されたのは、華やかな餛飩ではなく、地味だが旨い葱油拌麺(ツォンヨウバンミェン)こと、甘辛葱と醤油の香りが食欲を刺激する和え麺。店のこだわりは麺。多くの江南人が「これだよ、これ!」と歓喜したその麺とは…⁉
(2019年11月12日初出|原稿・撮影:愛吃(アイチー)|編集:サトタカ)

江南人から嬉しい悲鳴!蘇州出身の店主が作る餛飩(ワンタン)、葱油拌麺、蘇式湯麺|大久保「蘇園餛飩」

[3位] 肉まんも餃子も眼前で手づくり!瀋陽の麺点師が腕を振るう「麺香厨(めんこうぼう)」in王子

肉まんは目の前で包みたての蒸したて。餃子は皮を伸ばし、包みたて&ゆでたて&焼きたて。餅は成型したての焼きたて…と、日本ではありそうでない贅沢がプチプライスで楽しめる店。腕を振るうのは遼寧省瀋陽出身の麺点師。小麦粉料理のおいしさはいうまでもありませんが、豆をミキサーで挽いて作ってくれる、ほの温かな豆乳も最高!
(2019年10月24日初出|原稿・撮影・編集:サトタカ)

まるで中国北方の小吃店!瀋陽出身の麺点師が作る餃子・肉まん・中国小麦粉料理の店「麺香厨(めんこうぼう)」in王子

[2位] 気取らずシンプル、軽やかで骨太!世界を旅した料理人・佐伯悠太郎の「サエキ飯店」in目黒

今年最も食通をザワつかせた店「サエキ飯店」。80C(ハオチー)では「香港ワーホリ料理人」と題して、オーナーシェフの佐伯さんの歩みを追っていました。そんな彼が4月にオープンさせたのが、カウンターメインのグルーヴィーな店。「うちでおいしいもの食べて行ってよ」というノリででてくる料理はうまさ直球、キレイで迷いなし。ノックアウトされる人続出なのも納得!
(2019年4月10日初出|原稿・撮影・編集:サトタカ)

気取らずシンプル、軽やかで骨太。「サエキ飯店」は黙っていても流行る予感!

[1位] アメ横にビャンビャン麺現る!上野「平成福順」の西安風ペペロンチーノ

今年80C(ハオチー)のトレンドワードに躍り出たビャンビャン麺。ビャンビャン麺に関する記事だけで10本揃えていますが、断トツで見られた記事がこちら。アメ横ガード下の厨房で手打ちのビャンビャン麺は、ガッツリニンニクを効かせたストロングスタイル。ビャンビャン麺愛好家たちから“暴力的ビャン”との愛称で親しまれる、安ウマな一杯がここに!
(2019年4月16日初出|原稿・撮影・編集:コスギ)

アメ横に激安ビャンビャン麺現る!上野「平成福順 アメ横店」の西安風ペペロンチーノ手打ちラーメン600円

以上、記事PVベスト10は、1位から順に陝西省の郷土麺、サエキ飯店(広東料理に立脚)、東北地方の麺点、蘇州小吃、中国五大麺(の武漢熱干麺)、貴州料理、山東省青島(現地情報)、四川料理、福建小吃、湖南省長沙(現地情報)…といろんな郷土料理、特に日本国内ではプチプライスで楽しめる小吃に注目が集まりました。

この流れは、80Cが今年Twitterに力を入れ始めたことと無関係ではありません。そして、Twitterユーザーの反響が、客足に直結した事象も各方面で多々。次のページでは、80Cウェブサイトの記事とはまた違うネタを展開している、Twitterのインプレションランキングを発表します。

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