生地もちもち、牡蠣たっぷり!台湾カキオコ「蚵仔煎」が食べられる店

100件食べ歩いて理想の味を再現!「麺線屋formosa」の蚵仔煎

「麺線屋formosa」の蚵仔煎。

その大きさは皿からはみ出すほど! これを目の前にして「食べ切れるのだろうか」と毎度一瞬心配になる「麺線屋formosa」の蚵仔煎。

口にすれば外側はパリッ、中はモチモチ。食感が楽しく、甘さ控えめのタレがよく絡み、いつもひとりであっという間に食べ切ってしまうのがこちらの一皿です。

オーナーの陳俞嫃(チェン・ユージェン)さんは、小さいころから蚵仔煎が大好物。この料理を店で提供するにあたり、100食以上は食べ歩いたとか。

その成果もあって、蚵仔煎の食感は前述の理想通り。タレの材料は日本では手に入りにくい調味料もあるため、かなり研究したそうで、現地にできるだけ近く、しかも甘さ控えめのタレを完成させています。

「麺線屋formosa」の蚵仔煎。

そんな自慢の蚵仔煎は、これまで限定メニューだったのですが、2023年11月からは毎日注文できるように(10食限定)。

エビを使った蝦仁煎(中国語読み|シャーレンジェン:xiārénjiān 台湾語読み|ヘーリンチェン:Hê-lîn-chian)もあるので、牡蠣が苦手な方でも、この生地の食感とタレの味が楽しめます。ぜひ、以前ご紹介した美味しい麺線も一緒に注文してみてくださいね。

「麺線屋formosa」でテイクアウトした蝦仁煎。

参考までに、陳さんがおすすめする美味しい蚵仔煎の店は、台湾最南端南の県、屏東にある「李家麵館」です。タレの味も生地の焼き加減も完璧で、地元民に大人気だとか。屏東に旅行に行く予定のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

「麺線屋 formosa(フォルモサ)」外観。

麺線屋 formosa(フォルモサ)
神奈川県川崎市高津区二子2-15-7(MAP
TEL 050-5847-7248
営業時間 11:30-14:30(L.O.14:00) 17:30-23:30(L.O.22:30)※日曜のみ22:00まで
定休日 第1火曜日・火曜日のランチタイム

李家麵館
屏東縣屏東市建豐路 No. 159號

まるで屋台の味ながら、おばあさまの味を継承。「マダムリン台北」の蚵仔煎

「マダムリン台北」の蚵仔煎

見た目も、生地の具合も、タレの味も、すべてがまさに屋台料理! そう思える「マダムリン台北」の蚵仔煎は、オーナーの頼俊宏さんのおばあさまのレシピを受け継いだ、家伝の味が楽しめます。

聞けば、しっかり家で料理をするご家庭で育ったそうで、実はあまり屋台に行く機会がなかったとか。屋台の味と思いきや、東京で台湾の家庭の味が楽しめるのはありがたいこと。季節を問わず、一年中注文できるのもうれしいですね。

「マダムリン台北」の蚵仔煎。

生地はぷにゅぷにゅ、もちもちとした食感で、牡蠣は小さめ。小粒にこだわりがあるのかと思いきや、一般的なスーパーで買っているとのこと。そう聞いてから、私もスーパーで小さめの牡蠣を探して家で蚵仔煎を作っています。

「マダムリン台湾」店内。

こちらは以前、牛肉麺の記事でもご紹介した店。メニューの多い店なので、蚵仔煎以外にもさまざまな台湾料理を楽しめますよ。次のページでは、家で手軽に蚵仔煎を楽しみたい方のために、作り方をご紹介します。

マダムリン台北
東京都調布市東つつじケ丘1-1-3 K’s CUBE 1F(MAP
TEL 03-3308-6806
営業時間
月~金:11:30-14:30 17:30-00:00
土:11:30-14:30 17:30-23:45
日:11:30-14:30

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