2018年11月12日(月)、銀座5丁目に「全聚徳(ぜんしゅとく)銀座店」が、2年8カ月の休業を経てリニューアルオープンしました。
「全聚徳」は、中国・北京市で1864年に創業した北京ダックの老舗。日本では新宿を皮切りに、六本木、銀座の3店舗を展開。いずれも本店同様、50以上の製造工程を経て、専用の窯で焼き上げたアヒルが名物となっています。
80C(ハオチー)編集部は、オープン前夜に開催されたレセプションに訪問。この会が想像以上に凄かった…!
豪華ゲストが続々!レセプションに訪れた皆さん
祝辞のトップバッターは、なんと駐日本特命全権大使の程永華さん。全聚徳ジャパンが本物の中国料理文化を広めている功績を称えられました。
続いては、自民党総務局長・二階俊博さんの挨拶が。
さらに銀座の街からは「全聚徳」の北京ダックを販売する「三越銀座店」店長の祝辞。食品業界からはオイシックス・ラ・大地の藤田和芳代表取締役会長の挨拶がありました。
そしてこの日、会場で最も輝いていたのが、劉岩(リュウ ヤン)全聚徳ジャパン代表取締役社長。
先日80C(ハオチー)で企画した「北京ダックを食べ尽す会 at 全聚徳六本木店」でもご挨拶いただだいた方です。
劉社長曰く、新装開店する銀座店は立地がよく、再び皆が集える広い店を探していたそう。その条件で選ばれたのが「GINAZA SIX」の真裏に面する「BINO銀座」の5F。
ちなみに過日オープンした湖北料理店「珞珈壹号(カッカイチゴウ)」は、劉社長の旦那様の経営(御膳房グループ)。レセプション当日は、同店も特別に開放し、祝福に訪れる大勢のゲストをもてなしていました。
全聚徳スタイルの北京ダックが食べ放題!
そして、会場には振る舞い北京ダックがこれでもか!というほど登場。厨房から何羽運ばれてきたでしょうか。
全聚徳の北京ダックは、皮だけでなく、肉も一緒にカットしていただくスタイル。
滋味深くふっくらとした身に、香ばしい皮が身上のアヒル。それを中華包丁でそぎ切りにし、コクと甘みのある甜麺醤、食感や香りを添える薬味とともに、薄皮でくるりと巻いてもらったら、何も考えずに口に運ぶ幸せがここに。
私は2本ほどいただきましたが、これだけをエンドレスに欲する気持ちに駆られました。全聚徳の北京ダックが廃れることなく、今の世まで継承され、広まった理由がわかる気が…。
全聚徳で北京ダック三昧するには?
ということでさっそく調べてみると、同店の北京ダックは1羽で11,800円(4~5人前目安)、半羽で6,300円(2~3人前目安)。
これに「ヤーピン(鴨餅:ダックを巻く小麦粉の皮/8枚600円/烤鴨餅・薄餅とも)」や、「胡麻焼パイ(芝麻焼餅:胡麻を付けて焼き上げた、ダックを挟む香ばしいパンのようなもの/1個300円)」、好みで野菜を追加で頼めば、北京ダック三昧の準備は万全。
今泉誠支配人曰く、1羽のダックから切り出せるのは60~70カットほど。通常、1羽で16巻を目安に提供しており、1枚の「ヤーピン」にダック3カットを巻いているため、4人だと4本は確実。さらに数本、加えて胸の部位にグラニュー糖をかけていただくなど、プラスαの食べ方も楽しめます。
また、特別な日にはオーダーメイドダックとして、お誕生日や記念日など、祝福の文字を入れて焼き上げることも可能(2~3文字/2,000円)。銀座の新店なら、かなり気分が上がりそうですね。
今回会場となったフロアは大型の円卓個室としても利用可能(10人掛け×5卓=50名)。奥はプライベート感を重視し、少人数の個室やブース席も配置されていました。とことん北京ダックを楽しみたい時はもちろん、接待などの会食に、華のある場となりそうですね。
全聚徳 銀座店 住所:東京都中央区銀座5-8-9 BINO銀座5F(MAP) アクセス:地下鉄日比谷線、銀座線、丸の内線銀座駅A3/A4出口から徒歩1分 TEL:03-5568-8668/050-3627-8222 営業時間:平日 11:30~15:00(14:30L.O.)、17:00~23:00(22:00L.O.) 土日祝 11:30~22:00(21:00L.O.) 席数:90席(個室あり/8室(2~50名)) コース金額目安:8,000円~30,000円 |
text & photo 佐藤貴子(サトタカ)