台湾を感じる蛋餅はここで食べよう!おすすめの店3選

名前に偽りなし!思い出の味を再現した『合作社』のもちもち蛋餅とポテト蛋餅粉漿蛋餅】

日本在住の台湾人に大人気!新宿東口にある『合作社』は、どのメニューを頼んでも台湾を感じられる貴重なお店です。

台湾を感じるメニューがずらり。『合作社』のお品書き。

なかでも、ひと口食べて「おお、これはかなりモチモチで美味しい!」と感動したのが合作社の「手作りもちもちダンピン」。店主が大学時代に食べて、忘れられない粉漿蛋餅を再現するために、レシピ開発に2年かかったのだとか。

タレは、台湾から取り寄せている醤油膏(とろみのある、甘じょっぱい醤油)に、刻みにんにく入り。これがモチモチの蛋餅と実によく合っています。

『合作社』の「手づくりもちもちダンビン」。
蛋餅に、ナンバーワン台湾一口唐揚げ(鹽酥雞)と、お爺タロミニタピミルク(芋頭西米露)をあわせて注文してみました。

また、合作社では「ポテトダンピン(薯餅蛋餅)」も注文できます。これはハッシュドポテト入りで、タレがケチャップとなり、ポテトのカリカリと皮のモチモチがたまりません。

ちょっと洋風なので、お子さんの口にも合いそうですし、小腹が空いた時にも満たされますね。夕方近く、このポテトダンピンを注文しているお客様があちこちで見られましたよ。

ポテトダンピン(薯餅蛋餅)。見るからにボリューム感があります。
『合作社』外観。間口が狭いですが、インパクトのある看板です。

もちもちの食感萌え!『一六八(iroha)台灣包子糖水點心』【粉漿蛋餅】

生地が厚めで、ともかくモチモチ!その食感に嬉しくなってしまう蛋餅が埼玉県川越市の『一六八(iroha)』。醤油膏と甜辣醤(甘辛ソース)がかわいらしく添えられているのも気分が上がります。

まばらな焦げ目が食欲をそそります。生地はもちもち。
蛋餅(左)と水煎包(肉入り焼きまんじゅう:右)とジャスミン豆乳を注文してみました。

そんな蛋餅が食べられるのは月に数回、火曜日の「台湾朝飯」の日。どの朝食メニューも丁寧に作られていて、早い時間に売り切れてしまうメニューもあるほど。

ひっきりなしに地元の老若男女が訪れ、オーナーの王さんとの会話が盛り上がっている『一六八』で朝食を食べていると、川越にいながら、わいわいがやがやした台湾のどこかの朝食店にいる気分になれます。

当初は季節限定の予定でしたが、「朝食を楽しみにしてくださるお客様が多いので、冬場も継続する予定です」とのこと。月によっては開催日が少ない場合もあるため、足を運ぶ前にお店のSNSでご確認くださいね。こちらに来たら、以前ご紹介したパイナップルケーキも忘れずにどうぞ!

「台湾朝飯」提供日にはこの黒板が出ます。
『一六八(iroha)台灣包子糖水點心』外観。

パリパリの麵皮蛋餅を食べるならココ!『台湾小館 大森店』 【餅皮蛋餅】

パリパリとした食感の生地に、タレは醤油膏と甜辣醤。かなりピリ辛なタレが効いている『台湾小館大森店』の「蛋餅 玉子焼き入りクレープ」は、私が台湾で出会った蛋餅に近く、非常にしっくりときた味でした。蛋餅の中の卵が、ふわっとしていて、ボリュームが感じられます。

『台湾小館大森店』の「蛋餅 玉子焼き入りクレープ」。

ここで食べられるのは、これぞ台湾!と思える料理の数々。牡蠣料理、麺線、肉圓(バーワン)など。台湾料理をたらふく食べたい方にいいですね。

『台湾小館』は、2021年にオープンした新しい店ながら、大森、新宿、青山と都内に3店舗を構える勢いのある店。それぞれ違いがあり、店内が広々とした屋台風なのが大森店、円卓があるのが青山店、新宿店は台湾の人形劇「布袋戯」を上演する日もあるので、食と伝統芸能の両方が楽しめるのもポイントです。

屋台風の『台湾小館大森店』。
『台湾小館新宿店』は半個室スペースもあります。
『台湾小館新宿店』店内の装飾。

さて、次のページでは自作派の方におすすめ!粉漿蛋餅と麵皮蛋餅の作り方をご紹介します。

NEXT:家で台湾の朝ごはんを再現!蛋餅(ダンビン)の作り方【レシピあり】