新店、料理動画、イベントレポート、インタビューなど、今年もさまざまな中国料理関連情報をご紹介してきた80C(ハオチー)。

2016年最後にお届けするのは、この1年間に公開された中で、最もアクセスを集めたコンテンツトップ10。どの記事も必見です!

 

10位

【中華男子】RED U-35 2016で井上和豊さんがグランプリ!

 

井上和豊さん

10位は今年、中華業界に大きな喜びをもたらしたニュースがランクイン!日本最大級の若手料理人のコンペ「RED U-35 2016」で優勝した井上和豊さん(スーツァンレストラン陳 副料理長)のロングインタビューです。

これまで表に出なかった井上さんの素顔、コンテストの戦い方、料理人になるまでの道のり、審査員を唸らせた最終審査のコース料理がここで一挙に明らかに。ご覧いただいた関係者から「一気読みしました!」の声続出の1本、ぜひ年末年始にご一読を。

 

【中華男子】RED U-35 2016で井上和豊さんがグランプリ!
(2016年12月22日掲載)
>① 436名の料理人の頂点に!新RED EGG・井上和豊さんはどんな料理人?
>② リベンジを誓った2015年。井上さんはこう進化した!
>③ 知りたい!井上和豊さんのバックグラウンド
>④ 一挙紹介!井上さんの最終審査の料理とは?

 


 

9位

【業界人の耳より情報】新東記 クラーク・キー(千代田区・大手町)

新東記 クラーク・キー

9位は5月、大手町にオープンした「新東記クラーク・キー」の新店情報がランクイン。

こちらは2005年、シンガポール政府観光局認定第1号店として恵比寿にオープンした「新東記」の姉妹店。グランドハイアット東京『China Room』の料理長として腕を振るってきた中里卓氏をヘッドシェフに迎えています。

定番のシンガポール料理、ジンジャーチキン(海南鶏飯)はもちろん、中里シェフが得意とする青鮫のふかひれ姿煮も公表。暖かくなったらテラス席で楽しみたいですね。

2016年5月13日掲載

 


 

8位

【業界人の耳より情報】ザ・シノワ テイスト オブ カントン(千代田区・紀尾井町)

ザ・シノワ テイスト オブ カントン

8位は高級乾貨、干しあわびを豊富に揃えた広東料理店がランクイン。赤坂プリンスホテル跡地の新施設「東京ガーデンテラス」内、紀尾井テラスにオープンしたことでも話題になりました。

干しあわびは岩手県吉浜産、青森県大間産が中心で、1皿8000円台から。ここぞというときに訪れてみては?

2016年7月26日掲載

 


7位

【業界人の耳より情報】四川料理 巴蜀(福岡市・博多区)

巴蜀

7位は福岡の四川料理店「巴蜀」の移転&リニューアルニュースがランクイン。同ニュースは今年のFacebookリーチランキング2位で、関心の高さがうかがえました。

荻野亮平オーナーシェフの主たる研究テーマは「伝統的な四川料理がまだ四川に残っていたギリギリのところで、比較的文献も手に入れやすい1980年代から2000年にかけての四川料理」。 四川唐辛子の味と香りを分析した「四川料理マニアックスシリーズ」は、昨年のアクセス1位。ぜひ併せてご覧ください。

2016年8月3日掲載


 

6位

【惚れる!中華のサービス】vol.2 前田藍さん(古月 新宿)

前田藍さん

6位はFacebookランキングで8位となった「古月 新宿」前田藍さんのインタビュー。秋から始まった連載「惚れる!中華のサービス」でご紹介しています。

東京中国料理界きっての美人マダムは、厨房で一から経験を積み、上海留学経験もある料理人兼支配人。困難があってもしなやかに受け入れ、一歩一歩プロになっていった道のりを伺いました。

いつかは夫婦で開業…!と思っていらっしゃる方、女性料理人にもお読みいただきたい記事です。

 

【惚れる!中華のサービス】vol.2 前田藍さん(古月 新宿)
(2016年12月5日掲載)
>① 中国料理界きっての美人マダムが誕生するまで
>② 毎日辞めたい?ミスばかりの1~2年目。
>③ 調理場からホールへ。とまどいだらけのデビュー!
>④ サービスこそが、料理をよりおいしく仕上げてくれる

 


 

5位

【業界人の耳より情報】虎峰(こほう)(港区・六本木)

虎峰

5位は80C(ハオチー)流行語大賞で7位となった、六本木の高級カウンター中華「虎峰」がランクイン。

その特徴は圧倒的な少量多皿。最低でも20皿、多いときには30皿を超すというから凄い。料理長は『ミシュランガイド東京』1つ星「MASA’S KITCHEN」出身の山本雅(やまもとまさし)さん。若きエネルギー溢れるお店で、活力までもいただいてみては?

2016年3月31日掲載

 


 

4位

【中華男子】香港ワーホリ料理人・佐伯悠太郎さん

サンペレグリノヤングシェフ2015 日本地区大会レポート

4位は今年1発目にリリースした「香港ワーホリ料理人」がランクイン。香港×ワーホリ×料理人という、ある意味最強?なワードの組み合わせがアクセスにも寄与したのでしょうか。香港ワーホリ帰りの佐伯悠太郎さんに、留学前の準備から現地の修行話まで、たっぷりと伺いました。

最終ページは、ワーホリを終えた香港を飛び出し、広東省の名物料理を食べ歩いた話。インタビューを読むと、彼の修行した店、訪れた場所に行ってみたくなってしまうかも。

 

【中華男子】香港ワーホリ料理人・佐伯悠太郎さん

>① 香港ワーホリ料理修行への道(2016年1月5日掲載)
>② 名門「鳳城酒店」で仔豚を焼く(2016年1月12日掲載)
>③ 広東省21市旨いもの巡りの旅(2016年1月19日掲載)

 


 

3位

【惚れる!中華のサービス】 熊谷泰代さん(中國菜・老四川 飄香 麻布十番本店)

熊谷泰代さん

3位は中国料理のサービスにこの方あり!「飄香(ピャオシャン)」支配人の熊谷さんのインタビュー。

フレンチのサービスに始まり、子育て期間にヤクルトレディを経験。ドッグカフェを経て「また必ずレストランに復帰したい」と思っていたという熊谷さん。このストーリーを読むと、サービスこそ熊谷さんの天職…!そう思わずにはいられません。

 

【惚れる!中華のサービス】vol.1 熊谷泰代さん
(中國菜・老四川 飄香 麻布十番本店)(2016年11月7日掲載)
>① 井桁シェフも絶賛の看板娘、熊谷さんとは?
>② サービスウーマンに歴史あり!一流フレンチからヤクルトレディへ
>③ 代々木と麻布十番の接客、サービスの違いは?
>④ シェフへの尊敬がもとで生まれるホスピタリティ

 


 

2位

【うまそう動画】煎堆皇(チントイウォン)

2位は広東料理の技のタマモノ! 光が透けるほど薄く軽く、食べればほのかに甘くクリスピー。チュイルのように細かい網目状の生地でできた「煎堆皇(チントイウォン)」の制作動画です。

企画の背景は、80Cで「順徳料理を食べる会」の料理をご紹介した際、「あれはどうやって作るの?」「レシピを教えて!」と作り手の篠原裕幸さんに料理人の問合せが殺到。「いっそ80Cで紹介しませんか?」という持ち込みがきっかけ。

2015年のRED U-35グランプリが披露した技だったことや、国を超えて見られたこともあり、今年、Facebookリーチで堂々1位を記録したコンテンツです。

 

煎堆皇(巨大揚げ団子)

>【うまそう動画】煎堆皇(チントイウォン)(2016年3月23日掲載)
>「順徳料理を食べる会 at 香宮」vol.3 甜品編(2015年9月29日掲載)

 


 

1位

【業界人の耳寄り情報】蓮香(レンシャン)(港区・白金)

蓮香

そして、見事1位を獲得したのは、白金「蓮香(レンシャン)」オープンの記事でした!

オーナーシェフは、麻布十番で発酵をテーマにした中華「ナポレオンフィッシュ」で料理長を務めた小山内耕也さん。80C(ハオチー)の右横に表示される「人気記事ランキング」で長いこと1位をキープしていましたが、それだけ小山内シェフの料理が関心を集めていたんですね。

ここに来たらエビチリや焼き餃子を期待してはいけません。料理は中国内陸部の田舎料理インスパイア系で、11品前後のおまかせ5900円(税込・デザートは別途)のみ。訪れるときは食べる気満々の方とご一緒にどうぞ。

2015年12月25日掲載

 


 

▼まとめ
2016年のアクセスランキングは、昨年の集計を終えた直後に公開した「蓮香」が、2位に大きく差を付けてトップとなりました(約1.8倍)。

やはり新店情報は、業界のみならず、幅広いユーザーの関心があるところ。公開期間が長かったということもありますが、シェフの前の店での人気や、日本ではまだ珍しい中国料理を提供する店として、注目された結果といえるでしょう。

既に編集部には、来年の新店情報が入ってきております。今後もいち早くご紹介できるよう努めていきたいと思いますので、2017年も引き続きご愛読くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

※ランキングの算出方法
2015年12月24日~2016年12月26日に公開した記事の中から、総アクセス数でトップ10にランクインしたコンテンツを掲載しています。ページを分割して掲載したコンテンツは、各ページのアクセス数を合算しています。

 


Text 佐藤貴子
Photo RED U-35事務局(提供)、山時慶子、ザ・シノワ テイスト オブカントン(提供)、巴蜀(提供)、丸田歩、市川義久、佐伯悠太郎、森山良雄、佐藤貴子