ネクスト魯肉飯?東京&近郊で楽しめる鶏肉飯(ジーロウファン)

日本では魯肉飯(ルーロウファン)ほどメジャーではありませんが、台湾で人気の鶏肉飯(ジーロウファン)。おいしさのポイントは、しっとりとした鶏肉、油葱酥(揚げエシャロット)の香ばしさ、タレのおいしさ。これらとごはんが混ざり合った複合的な味と香りがクセになります。

昨今は台湾料理店や台湾カフェのメニューでも見かけるようになりました。東京&近郊で鶏肉飯が食べられるお店をご紹介します。

嘉義の食べ歩きでおいしさをアップデート!「HAKONE PICNIC 台湾カフェ」

「HAKONE PICNIC 台湾カフェ」の鶏肉飯。

台湾人夫妻が営む「HAKONE PICNIC 台湾カフェ」は、鶏絲飯の本場、嘉義の味わいを研究され、2023年に鶏絲飯のレシピをリニューアルしたばかり。鶏肉はしっとりとして細長く割いてあり、鶏油を加えたコクのあるタレがたっぷりかかっています。

食感の豊かさもポイントで、油葱酥に加えて刻んだ鶏皮もトッピング。鶏皮は自家製鶏油をとったものを活用しており、パリッとした食感がたまりません。量はMかLが選べるので、お腹の空き具合に合わせて選べるのもありがたいですね。

こちらは仙草特集でご紹介した通り、仙草茶も飲める店。ぜひ一緒に楽しんでみてください。

HAKONE PICNIC 台湾カフェ【小涌谷】
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷457-6(MAP
営業時間 11:30-20:00
水木定休
Instagram|オフィシャルサイト

目の前で調理風景が見られる!西新宿「台湾佐記麺線」

「台湾佐記麵線」の鶏肉飯。

注文が入ってから、丁寧に鶏肉を裂いて作ってくれる「台湾佐記麺線」の鶏肉飯。目の前で調理風景を見ていると、食べるのがいっそう待ち遠しく、わくわくしてきます。

鶏肉は言うまでもなくしっとり。味の決め手となるタレには、油葱酥や鶏油はもちろんのこと、隠し味に魚醤、塩麴を使い、少しクセのある鶏油とのバランスを取っています。また、白胡椒を多めに入れて、台湾らしさを存分に表現しているそう。こだわりの通り、白胡椒の香りには台湾を感じますね。

鶏肉飯の味づくりで参考にしたお店は、台北の人気店「梁記嘉義雞肉飯」だそうです。日本ではどんぶりでの提供が多い鶏肉飯ですが、こちらの店では台湾と同じ茶碗サイズ。看板商品の麺線と一緒にどうぞ。

台湾佐記麵線【西新宿】
東京都新宿区西新宿7-12-12 sagiyaビル1F(MAP
TEL 03-3365-3050
営業時間
月 11:30-14:00
火-土 11:30-14:00 18:00-21:00(金 -22:00)
日曜定休
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具だくさんでコクがある!浦安「ナカセンナリ豆花」

「ナカセンナリ豆花」の鶏肉飯。

台湾料理だけでなく、アジア料理を楽しめる「ナカセンナリ豆花」。同店では最近、魯肉飯と同じぐらい鶏肉飯の注文も入っているそう。

研究熱心なオーナーシェフの福井さんは、海外に行きにくかった数年間、動画や料理本を見て鶏肉飯の味づくりを追求。鶏肉はしっとり、油葱酥も鶏油もしっかり入ってコクのある一杯を完成させました。

また、丼の中には揚げの煮ものや漬物(キャベツの泡菜が多いそう)も入って、食後の満足感も十分。これから再び台湾に研究に行って「鶏肉飯のおいしさを進化させたい」とのこと。ここに来たらぜひ、こだわりの豆を使った自家製豆花と合わせてお楽しみください。

ナカセンナリ豆花【浦安】
千葉県浦安市当代島1-9-27 1F(MAP
営業時間 9:30-13:00 17:00-22:00(21:00L.O.)水曜は17:00から営業
火曜定休
Instagram

チェーン展開も視野に!? 千葉の新星「台湾魯肉飯 華屋」

「台湾魯肉飯 華屋」の鶏肉飯(並盛)。

2023年5月、千葉県市原市にオープンしたばかりの「台湾魯肉飯 華屋(はなや)」は、中国人オーナーと台湾人シェフがメニュー開発するお店。魯肉飯を店名に掲げていますが、鶏肉飯も注文できます。

料理名は「台北鶏絲飯(蒸し鶏ネギ油飯)」で、小盛・並盛・大盛と3種類から選択が可能。鶏油の効いたタレは別添になっているので、自分好みのさじ加減に調整できるのは嬉しいポイント。このとき一緒にテイクアウトした「珊瑚草入り魯肉飯」もよかったです。

説明が丁寧でわかりやすい「台湾魯肉飯 華屋」のメニュー。

ホールスタッフは日本人が中心で、オーダーはタブレットにて。ランチタイムを外して訪れたのですが、通し営業だからか、ずっと客足が途絶えませんでした。オーナーさん曰く、今後のチェーン展開も視野に入れているそうで、目が離せませんね。

台湾魯肉飯 華屋 【五井】
千葉県市原市白金町3-46-1(MAP)※最寄駅:JR五井
TEL 050-5487-1563
営業時間 10:00-24:00(L.O.23:30)
Instagramオフィシャルサイト

ほかにも鶏肉飯を出している店はありますが、日本では看板料理に掲げているところは少なく、ぱっと見つけるのは難しいもの。

そこで自作派のために、鶏肉飯のタレの作り方をご紹介します。教えてくださったのは、前出の「台湾佐記麺線」オーナーシェフの佐久間梢さんです。

NEXT>おうちで台湾鶏肉飯!「台湾佐記麺線」佐久間梢さんに教わる鶏肉飯(ジーローファン)のタレレシピ